ビーチのシーンのステージでのリハーサルがありました。
コルクの敷き詰められたクリフデッキに上がり、初めて実際にうつ伏せの状態でコルクを全身にかけられ、チューブで呼吸してスタンバイ・・・。
緊張しましたが、他のアーティストの演技中の声や音楽がきこえ、大きな箱の中での10分間のコルクテストよりは気分的には楽なものでした。
コルク上での演技はバランスが取りにくく、とにかく必死で動いて演技部分が終わる状態、更に、コスチュームの視界が狭く方向感覚も取りにくい上に退場の方向が暗くてよく見えず、頭と身体がフル回転でした。
リハーサルでOKが出て、今日のショーでデビューすることになりました。
出番前、ジェイソン・Hが「一つだけ・・・」と言って、「There is nothing mistake for the audience...」と声をかけてくれました。
このシーンには失敗や間違いはなく、お客さんが楽しめれば良いと、自信を与えてくれる言葉でした。
本番はスタンバイも含め、リハーサル同様に頭と身体がフル回転で、記憶にあるようなないような・・・、あっという間に終わりました。
出番の後、コーチのロブには、「バトントワラーとしてここに来たんでしょ?ヒトデやると思ってた?良くやったよ!」と言われ、私も苦笑い・・・、「アリサがまた次にできることを見つけるのが僕の仕事だよ!」と笑っていました。
ヒトデ役での初めてのカーテンコールでは、また違った角度から見えるステージ上のみんなの動きや客席の眺めを楽しみながら手を振りました。