大晦日の今日・・・
今年１年を振り返りながら過ごしました。
新しい出会い、そして、学生時代のたくさんの友人との再会、楽しかったこと、嬉しかったこと、感動したこと、心から幸せになれたことがたくさんありました。
同時に、悲しかったこと、辛かったこと、たくさんの別れもありました。
心が大きく動かされた１年でした。
ショーとショーの間に、すでに新年を迎えた日本の家族に連絡をしました。
おいしそうなおせち料理とお雑煮の写真を見て、今すぐにでも飛んで行きたくなりました。
母と祖母と話し、温かい気持ちで今年最後のショーを迎えました。
なんだか、じわっと身体にこみ上げるものがあった、そんな最後のショーとなりました。
喜びがあれば、悲しみもある・・・そんなことをたくさん考え、感じることになった２０１３年の経験を乗り越え、飛び越えた２０１４年を迎えたい・・・そう思いました。
クリスマス・イヴの今日も、通常通りの出勤でしたが、社内の空気もなんとなく明るく、ショーにお越しくださったお客様もテンションが上がり、賑やかな感じがしました。
アーティスト１６人で、シークレット・サンタをし、ショーとショーの間にプレゼントを開けました。
先週にすでにチョコやクッキーをもらい、だいたいの予想を立てていましたが、候補３人目だったアシュリーが私のシークレット・サンタでした。
私の好きなお店のクランベリー・スパイスのキャンドルをもらいました。
私は、ニコルのシークレット・サンタで、赤と白と黒が好きで、ユニークなアメリカンな彼女に何が良いかと考えた結果、彼女の好きな色のショーツとお酒をプレゼントしました。
私からのプレゼントとしては意外だったのか、最後まで私がシークレット・サンタだと当ててもらえず、みんなも笑っていました。
とても気に入ってくれたようで、２回目のショーの時には早速衣装の中に履いてくれ、嬉しそうに見せに来てくれました。
穏やかで、温かい、とても楽しい一時でした。
三日間のダイアナ・・・以前長期に渡りダイアナをすることになった時よりも、気持ちは落ち着いていたように感じました。
いつでもできるようにしなければならないのが私の役目・・・また新しい状況の中での経験をさせて頂くことができました。
ロブのことを思いながら、今日はステージに立ちました。
いつかラスベガスに来て、私の出ている舞台をロブとヨセに観てもらうことが夢でしたが、もうそれは叶わなくなってしまいました。
きっと、天国で見てくれている・・・そう思いながら演技しました。
今週最後の仕事を終え、改めてロブのことを考え始めました。
帰宅後ヨセに連絡をしました。
誰もが予想していなかったようです。
彼と出会ったのは世界大会の観客席、その後も連絡を取り合い、私がオランダに行く機会もできました。
そこでバトンの話をたくさんし、ワークショップや演技披露をさせてもらったり、観光にも連れて行ってもらいました。
彼らが日本にも来てくれました。
何か新しいニュースがあると必ず報告し合い、ラスベガスにも私がいる間に来たいと言ってくれていました。
私もオランダにもう一度行って再会したかったし、彼らに日本にもう一度来てももらいたかった・・・
そんな話をヨセともしました。
いつも一緒にいた姉弟・・・残されたヨセのことを思うと、言葉が見つかりませんでした。
最後のお別れに行くことができないのが本当に悲しく、辛いですが、必ずご挨拶に行く・・・そうヨセに伝えました。
朝起きると、オランダの友人のヨセからメッセージが届いていました。
弟のロブが今朝亡くなったという連絡でした。
ただただ、驚き、信じられませんでした。
先週彼が入院したことを聞き、心臓の移植が必要かもしれないということは聞いていましたが、こんなに急にこのようなことになるとは思ってもいませんでした。
とりあえず、そのことを心の隅に置き、出勤・・・ダイアナ二日目を終えました。
仕事の合間や帰宅後、週末にオランダを往復することが可能か、フライトを調べてみましたが、火曜日の仕事に間に合うように戻って来るには、アムステルダムの空港に数分滞在できるだけ・・・やはり無理でした。
まだ半分信じられないままでいましたが、少しずつ彼との思い出が蘇り始めていました。
コーチに、今日入っていたボートのトレーニングに行かなくて良いと、そして、明日の森のペンデュラムのライト付きでのリハーサルも次回に回すと言われました。
明日から三日間ダイアナをすることになり、私は重要で、守らなければいけないからとのことでした。
それだけ必要とされているのだと有難く思うのと同時に、そんなに私は危なっかしい？と、なんとも微妙な気持ちでした。
