セントラルパーク内にある野外劇場での無料イベント『SHAKESPEARE IN THE PARK』の『MERRY WIVES』というお芝居を観ました。
昨年は中止になりましたが、シェイクスピアなどの作品が上演される夏恒例の舞台で、初めて観に行くことができました。
いつもの観劇とは違い、公園内を歩き、 緑に囲まれた 会場に到着・・・、とても新鮮でした。
今回の作品は、この1年の間にオペラのストリーミングで観たこのある『ファルスタッフ』の物語を、ハーレムを舞台にアフリカなまりの英語で話す現代版に置き換えたもので、基本的な内容が分かっていたので、大まかに理解でき、楽しく観ることができました。
徐々に日が暮れ、照明が映える明るさになった頃、最初は装置で見えなかった公園内の木々やお城がステージの背景に現れました。
野外ならではの自然を取り入れた演出がとても素敵でした。
ブロードウェイ再開2作品目となる『LIVE AT THE NEW AM』を観に行きました。
ディズニーのブロードウェイ再開を記念し、4日間限定で開かれたコンサートで、出演者は、オリジナルのメリー・ポピンズ役、『ライオンキング』のナラ役、『アラジン』の現ジーニー役、オリジナルのターザン役の4人とステージの後ろにいるミュージシャン8人でした。
今日は初日ということで、今までディズニー・ミュージカルに出演されたことのある俳優さんも観に来ていて、私が実際に観た『アラジン』のオリジナルのジーニー役、『アナと雪の女王』のクリストフ役の俳優さんが久々の再会を喜んでいる姿も見かけました。
途中、現ジーニー役の俳優さんがステージで歌った後、客席にいたオリジナルのジーニー役の俳優さんに声をかけ、一緒に『アラジン』のナンバーを即興で歌ってくれました。
本人にとってもサプライズだったようですが、私達観客にとっても嬉しいサプライズであると同時に、さすがプロだと感じました。
また、オリジナルと現ジーニー役がお互いに敬意を示し合う姿に心打たれました。
上演中、再開の記念にと普段は禁止されている携帯電話での写真撮影を出演者も観客も一斉に撮影する時間が設けられ、会場全体が更に盛り上がりました。
今日のコンサートも、ワクチン接種が義務付けられ、マスクの着用は義務付けられていませんでしたが、家族連れなどが多く客層が異なるからか、先日観た『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』よりマスクをしている人の姿が多かったように感じます。
子供の頃から映画や舞台で観て聴いている曲がほとんどで、自然と口ずさんでしまいそうなぐらい入り込むことができ、とても楽しかったです。
歌唱力、エンターテインメント性、すべてにおいてプロだなと感じ続ける華やかで素敵なコンサートでした。
1週間ラスベガスに戻りました。
空港に着き、外に出ると、いつものモワ~ッとした熱風を感じました。
空港からの道、MGMグランドの横を通り、変わらない景色に少し懐かしい気持ちで不思議な感覚になりました。
アパートに着き、久々に車に乗り込むと、エンジンがかからず、44度の暑さの中、大騒動・・・。
お世話になっている知り合いの方がすぐに来てくださり、どうにかエンジンがかかりました。
10年以上乗っている車なので心配でしたが、翌朝すぐにメンテナンスに行くと、バッテリーが弱っていただけで、他の部分は何も問題なく、ホッとしました。
パンデミックになって以来、一度も足を運んでいなかったストリップに行ってみることにしました。
話では聞いていましたが、交通量は通常に戻り、マスクなしで歩くたくさんの観光客に驚きました。
すでに公演を再開している『O』のシアターの周辺の様子を見に行き、『O』のブティックを覗くと、以前『KA』のブティックにいた店員さんがいました。
私のことを覚えてくれていて、少しお話することができました。
その後『KA』シアター周辺の様子を見に行くと、ボックスオフィスに、チケット購入の際、いつも親切にしてくださる販売員の方が戻り、MGM系列のショーのチケット販売が再開されていました。
声をかけると、びっくりした様子でしたが、とても喜んでくれ、ここでも少しお話することができました。
カリフォルニアからの観光客が多く、『KA』は再開していませんが、他の色々なショーは毎日ほぼ売り切れだと聞きました。
中には『KA』が再開していないのかを聞くお客さんもいるそうです。
『KA』のブティックは休演前のままの状態、『KA』シアターの入口には見覚えのないテーブルと椅子が並び、少し違った雰囲気になっていました。
ホテルのゲストパーキングは変わっていませんでしたが、Uberの乗り場は建物に近い便利な場所に移動していました。
昨年の3月14日から停まったままの部分、元に戻っている部分、そして変わっている部分が交錯していました。
MGMグランドに寄った後、スーパーにお買い物に行くと、そこで『KA』のアーティストのキャスパーにばったり。
この日は、『KA』関係の嬉しい再会が続きました。
ミュウは、1年ぶりにラスベガスの空気を吸った瞬間、首を伸ばし鼻をぴくぴくさせていましたが、当然のようにアパートのカーペットで寝転がり、置いていたおもちゃで遊び、公園のフィールドを颯爽と歩き・・・、久々とは思えない様子で過ごしていました。
車や部屋のメンテナンスが一番の目的でしたが、詰め詰めの毎日の中、久しぶりにラスベガスの街を味わい、お世話になっている方々にお会いすることもでき、とても有意義な時間になりました。
オフ・ブロードウェイの作品『CHARMED LIFE』のプレビュー初日を観に行きました。
今日もまた初めての劇場に行くことができました。
昨年3月14日にパンデミックで休演になって以来、初めて公演が行われた日ということで、開演前に劇場の芸術監督のご挨拶もありました。
出演されているメゾ・ソプラノのオペラ歌手自身のプロになるまでの道のりなどを歌を挟みながら振り返る作品で、その中で有名なオペラやミュージカルのナンバーが歌われました。
出演者はオペラ歌手とピアニストの2人だけで、シンプルな舞台でしたが、この1年間オペラの映像もたくさん観ていたので、とても親しみやすく、最初から最後まで楽しむことができました。