ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

1週間・・・

2013-07-27 | 日記

  昨日、1か月ぶりにダイアナをさせて頂きました。

 スレイヴ・ケージからの新しいシーンを初めてすることになるので、今日もショーの前に前日の映像を確認・・・演技上、シェリの誘導の元で動けるものがほとんどでしたが、やはり少し緊張しました。

 

 今週久しぶりに1日2回のショーとなり、みんな疲れたと話していましたが、みんなよりも1週間余分にお休みしていた私は、かなり疲れを感じました。

 来週の森のシーンのトレーニングでロングペンデュラムをすることに決めました。

 これ以上、間を開けると、長い間しないことによる恐怖心も出て、更にきっかけがつかめなくなるような気がしたので、思い切ってやってみることにしました。

 

 この1週間、やはり、気持ちのアップ・ダウンはありましたが、来週も、ショーは通常通り進みます・・・

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通常通りに・・・

2013-07-24 | 日記

 予定通り、昨日から通常通りの1日2回ショーが再開しました。

 

 今日は、仕事をお休みして以来、1か月ぶりにショート・ペンデュラムをすることになりました。

 やはり、いつもとは少し違う緊張感、色々な思いがありましたが、集中して行いました。

 

 今週ダイアナをすることになるので、新しくなったエピローグまでのシーンをモニターで確認していましたが、次のスタンバイがあり、どうしてもすべてを見ることはできません。

 明日、ビデオで確認です。

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ショー再開

2013-07-16 | 日記

 ドレッシングルームで、3週間ぶりのメイクを始めながら、いつも後ろから聞こえるサスーンの声が聞こえないことを感じました。

 私たちは前に進む・・・でも、そこに彼女はいない・・・取り返しのつかないことが起きたことと、それでもショーは前へと進んでいく矛盾に疑問を感じたり、とても複雑な気持ちになりました。

 

 ショーの1時間前、全員がグリーンルームに集合、“サスーンのために、そして、ショーを愛する彼女の気持ちを胸に・・・”、改めて言葉で聞くことになり、すでに涙が出そうになりました。

 

 まずはドレス・リハーサル・・・準備しながら、身体の中ががたがたしているのを感じていました。

 ショー開始1分前のコールで、ロープに吊られた状態でスタンバイした時、落ちたらどうしようかという考えが一瞬頭をよぎりましたが、その瞬間ステージ・マネイジメントのGOがかかり、自分のするべきことに頭が切り替わりました。

 私たちの登場と共に、客席中から大きな歓声が上がり、体中が震え始めました。

 ポスト&ビームスをしながら、涙が止まりませんでした。

 アーティスティック・ディレクターのスピーチ、そしてショー中も常にお客様の歓声が聞こえました。

 エピローグでステージが上がっていく間も身体が震えました。

 最後はスタンディング・オベーションとなり、観客のみなさんの温かい気持ちが身体中に伝わり、涙が溢れました。

 

 一般のお客様に観て頂く1回目の本番・・・ショーが始まる際、“サラのために・・・”というアナウンスが流れました。

 客席はスタンディング・オベーションとなりました。

 胸が痛くなりました。

 このショーの間、何度もサスーンがバックステージで準備する姿、スタンバイする姿、一緒にアクトをしていた時の姿が浮かんできました。

 彼女も私たちと一緒にここにいる・・・そう思うしかありません。

 エピローグで、花火を見つめながら一緒に立つアーティストの姿を見て、決意なのか、誇りなのか、信念なのか・・・みんなに何か強い芯のようなものがあるように感じました。

 もちろん悲しみが消えた訳ではありません。

 それでも、悲しみや怖さに負けず、強い意志でトレーニング、ショーに戻ったメンバーの強さ、そして自分たちの仕事へのプライドを感じました。

 そんなメンバーとここで仕事できる私は本当に有難いです。

 サスーンは私たちの心の中でずっと生き続けている・・・そして一緒にステージに立ち続ける・・・

 悲しみが消えることはありませんが、ステージに立つことを愛した彼女の気持ちを胸に、温かいKAファミリーと共に、進んでいきたいです。

 

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緊張感の中・・・

2013-07-13 | 日記

 4時間かけて森のシーンのトレーニングがありました。

 いつものようにまずは、テクニシャンの方から装置の仕組みや安全性などを詳しく聞きました。

 森のシーンでは、たくさんのアーティストが色々なアクトを同時に行い、自分の責任だけではない危険性のリスクもあり、たくさんの質問や意見が出ました。

 もちろん、すべてに100%はありません・・・ただ、どれだけ安全性の率を上げられるのか、またどれだけ信じられるのか・・・最終的にはそのアクトをするかしないかは自分自身の決断です。

 一つ目のスイング、ジャンプをするまで、みんな身体が震えたと言っていました。

 私も同じでした。

 森のシーンの通し練習をした後、みんなほっとしたように抱き合い、拍手し合いました。

 私は今日、ショート・ペンデュラムを左右しました。

 ロング・ペンデュラムをするまでには、心の準備に少し時間がかかりそうです。

 

 タピルージュで、来週予定通り、1日1回のショーを再開することを聞きました。

 どのような気持ちでショーを迎えることになるのか分かりませんが、少しホッとしました。

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トレーニングの再開

2013-07-09 | 日記

 予定通り、トレーニング、リハーサルが再開されました。

 ドレッシングルームに入ると、隣のドレッシングルームのみんなからのお花とカード、カップケーキがそれぞれの机の上に置いてありました。

 本当に温かいメンバーに囲まれていると思います。

 

 どのシーンのトレーニング、リハーサルもまずはミーティングで始まり、疑問や不安、すべてを取り除いた上で、トレーニングを開始、終了後にはもう一度ミーティングを行い、問題がないかを確認しました。

 シーンごとに時間をかけ、全員がすべてをクリアにしていきました。

 再開最初のトレーニングはポスト&ビームスでした。

 スタンバイのポジションに行くまでは不安を感じましたが、実際にスライドやスイングする際には余計なことを考えず、ただ自分のやるべきことに神経を集中させました。

 

 クリエイションの時のようだと話すオリジナルのメンバーが何人もいました。

 私はクリエイションにはいませんでしたが、なんだかKAが一から再スタートしているように感じました。

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