恵まれた環境

　２カ月ぶりに英語のクラスがありました。
　間が空いたことで、余分な緊張感がなくなったようで、自然に話せるようになり、質問も自分からできるようになりました。
　あっという間に２時間が経ちました。

　ショーの途中、シェリが日本語で、“運転免許の本を持ってきてください。”と話しかけてきました。
　ポイントを教えてくれるとのことでした。
　日本語を勉強している彼女は、私が英語で免許のテストを受けなければならない大変さを理解してくれています。
　周りの他の人も、皆さん、“分からないことはいつでも聞いて・・・”と言ってくれます。
　仕事以外のことでも皆さんとても親切で、恵まれた環境にいることを、声をかけてもらう度に感じています。

“show”

　ＭＧＭに向かい、バスに乗っていると、近くに住んでいるアーティストのエリックが乗ってきました。
　珍しいことに、昨日は、ギャビーとピーターが同じバス・・・二日続けてアーティストが乗り合わせることになりました。
　エリックと話しながらＭＧＭに入ると、“こっちの道知ってる？”と、今まで通ったことのない方向に歩いて行きました。
　そこはウエストウィングと呼ばれるホテルルームの一角で、お部屋の前の通路を通り抜けると、ＫＡの入り口のすぐ近くに出ました。
　ホテルも広いだけに、探検したら楽しそうなぐらい、まだまだ知らない場所がたくさんありそうです。

　仕事から帰宅すると、たくさんメールが届いていました。
　少し急がなければならないものもあり、食事を終え、急いで処理しました。
　その中には、来月参加するイベントの連絡もありました。
　下見やリハーサルはすべてショーのある平日、イベントはショーの後の真夜中・・・少し忙しくなりそうですが、とても楽しみです。
　送り返さなければならない内容の意味が分からず、エイドリアンに聞いてみると、その答えは“ＫＡ”・・・“show”という言葉を“ショー”ではなく、“見せる”ととらえてしまったことで、その後の質問も理解できず、息詰まっていました。
　大きな意味の取り違いに、思わず一人で吹き出してしまいました。

タイムリミット

　ポスト＆ビームスの今日担当したトラックでは、客席の通路の壁の上を渡り歩くのですが、２回目のショーで、団体のお客様の波が途切れず、なかなか渡ることができませんでした。
　本来、アッシャーと呼ばれる劇場の案内の方が、お客様の流れを停め、私達が渡れるようにしてくれるはずなのですが、今日の方は黙ってみているだけ・・・あまりにも時間がかかり、続きのアクトのタイムリミットも気になり、叫んだり、演技しながら、通してほしいことをアピールしましたが、結局、待っている状態でした。
　ようやく渡ることができ、続きを行いましたが、何も問題なくスムースに進んでいる時でも、時間を気にしているこのトラックでは、やはり時間がなくなり、最後のペンデュラムはできませんでした。
　シーンが終わり、パートナーだったジェイミーとその話をしているところに、コーチのエイドリアンが来たので、そのことを伝えると、すぐにアッシャーに連絡をしてくれました。
　
　ダンが、使わないテレビを車に積んでくれていました。
　帰りに、私の部屋まで運んでくれ、ついでに、昨日駐車スポットにとりあえず停めていた電気スクーターも持って上がってもらいました。
　テレビはまだ、観れる状態ではありませんが、また一層お部屋らしくなっていきそうです。

久しぶりのスクーター

　久しぶりに電気スクーターに乗り、郵便局で預かりになっていた荷物を取りに行きました。
　前回乗った時よりも、暑さも少し和らぎ、快適に走ることができました。
　帰りにスーパーに寄ると、ハーゲンダッツの食べたことのない種類を発見、早速購入しました。
　チョコレートチップクッキードウ、チェリーバニラ・・・冷凍庫にはまだ食べかけのアイスクリームが何種類かありましたが、どうしても味見がしたくなり、２種類とも開けてしまいました。
　どちらも、想像通りの味で、とてもおいしかったです。

　電気スクーターの持ち上げ方がうまくいかず、階段を少し上ったところで挫折してしまいました。
　前回はどのように持って上がったのか、全く思い出せませんでした。
　時を改めて持って上がろうと、とりあえず私の駐車スポットにチェーンで繋いでおくことにしました。

White Peach

　数日間、少し忙しかったので、今日は頭も身体もリラックスさせるようにしました。
　いつものようにスーパーにお買い物に行くと、“White Peach”が売っていました。
　日本の白桃が大好きな私は、以前こちらで見つけたホワイトピーチがとても小さく、固く、甘みも少なかったため、帰国中、祖母にリクエストして買ってきてもらい、食べておいたぐらいでした。
　今日見つけたホワイトピーチは、大きさも香りも日本のものと同じ感じがしました。
　帰宅後、少し冷やして早速食べてみると、日本の白桃に最も近い味・・・ちょっぴり幸せな一時でした。