タイミングの変更

　ショーが始まる前、ペンデュラムをするアーティストに集合がかかりました。
　ショート・ペンデュラムの最後のキャッチのスタートを、その後の動きがあわただしくならないようにするため、少し早くすることになりました。
　それに伴い、その前にスイングするロング・ペンデュラムも、少し早めにスタートすることになりました。

　今日はロング・ペンデュラムをすることになり、花びらをさっとバッグから取り、できるだけ早くスイングするようにしました。

　２回目のショーでは、ファイヤーフライのストラップの調整の指示で、ペンデュラムがスイングしていいのか、少し分かりにくくなりました。
　結局その判断が優先し、タイミングを気にすることには至りませんでした。

忘れ要注意日

　新しいダイアナのアームカバーの調整をしてもらったり、アームカバーのことを気にかけているはずなのに、ショーの前、衣装に着替えると、アームカバーをつけ忘れそうになりました。
　演技の後、お手洗いに行き、その後も・・・更に、２回目のショーの前、気をつけていたにも関わらず、また忘れそうになりました。
　ギリギリで思い出し、忘れることはありませんでしたが、“アームカバー忘れ要注意日”でした。

　ダーク明けから、髪を剃ったお父さん役のグリシャが、今日から頭に刺青のデザインのスプレーをすることになりました。
　なかなかリアルで素敵でした。

　帰宅後、伸びてきていたミュウの髪をカットしました。
　あと１カ月はグルーミングに行かずに済ませるつもりなので、とりあえずのホーム・カットです。
　そんなことをしていると、気がつけば、今日も明け方の５時半になっていました。

私の方が厳しい？

　四者面談がありました。
　アーティスティック・コーディネーター、コーチ、ステージマネージメントと私の４人・・・やはり少々緊張してしまいましたが、特に問題なく終わりました。
　質問はあるかを聞かれ、“悪い部分もあるのに、良いことばかり書いて頂いて・・・”と話すと、“アリサは私たちより、厳しいわね・・・”と笑われました。
　
　２回目のショーを日本から母の友人の方が観に来て下さることになっていました。
　迷子になるかもしれないと、母とスタッフの先生がＭＧＭの超完璧マップを作り、渡してくれていましたが、チケットの受け渡しをする少し前の時間に、ステージマネージメントから呼ばれ、“アリサのゲストが来てるよ・・・”と、言われました。
　案の定、迷子になられていたようです。
　何年振りかの再会になりましたが、お変わりなく、とてもユニークで、写真撮影に出てきてくれたメンバーも、少々びっくりしていました。
　バックステージもご案内すると、とても喜んで下さいました。
　ツアー旅行の間にうまく時間が合い、ショーにもお越し頂けて、とても嬉しかったです。

“あ～あ～”脱出

　今日のポスト＆ビームスはいつもほぼ問題のないサイドで、担当のリガーさんは、一番スムースに引いてもらえるアンジェラでした。　
　とは言え、昨日の今日で、少し緊張しながら、慎重になってしまいましたが、問題なくできました。
　ようやく“あ～あ～”脱出です。
　ショーの途中、コーチに来週反対側のサイドでの練習を入れてくれることを聞きました。

　Evaluationと呼ばれる面談が明日あり、それに先駆け、ショーとショーの間に通知表の入ったいつもの封筒をもらいました。
　内容を見ると、有難いことに、良いことばかりが書かれ、逆に申し訳なく思ってしまいました。

四つ目の“あ～あ～”

　ポスト＆ビームスのペンデュラムの先週うまく戻れなかったスイングで、今日は完全にレイルに届くことなく、レスキューになってしまいました。
　リガーさんの早めの対処もあって、ショーを中断するまでにいかず、ほっとしましたが、先週に引き続く、四つ目の“あ～あ～”になってしまいました。

　ブライアンにも対処方法を聞き、２回目のショーの前には担当のリガーさんとも確認・・・“今度はミスできない”と少し緊張しながらポスト＆ビームスのアクトを始め、これからペンデュラム・・・と言う時に、私のサイドのペンデュラムのカットの指示が出ました。
　１回目のショーのことがあり、私のせいかと思いながらも、それならショーが始まる前に伝えてくれれば・・・と考えてしまいましたが、ロープの準備ができていなかったことを後から聞きました。
　
　どちらにしても、しっくりこないショーになってしまいました。