ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

〝12:30~”観賞

2011-02-18 | 日記
 出勤前、アパートの桜の木の開花記念に写真を撮りました。

 ショーが始まる前、ポスト&ビームスのスタンバイをしている時、リガーのスティーヴに、 “上手になったね~始めの頃は危なっかしかったけど・・・”と言ってもらいました。
 彼はいつもそのポジションにいて、始めの頃の私の状態も良く知っています。
 何をしでかすか分からない私に、きっと、はらはらしていたのだと思います。

 スペアスローでは、対称のレイルに同時に立っているはずのアーティスト達が誰もいませんでした。
一発目の矢は、対称のアーティストが打つことになっていますが、誰もいなかったので、私が打たなければと準備をした瞬間、反対側のアーティスト達が猛ダッシュで走って来て、レイルに立つ間もなく、走りながら打ちました。
 勢いよく走りながら、的に当てることは実際にはとても高度な技術で、彼にはそのような意識がなく、そのような演技になっていると思うと、おかしくて笑いをこらえました。
 マスクで口元が隠れていて良かったです。

 エピローグでは、一人のアーティストの一つ一つの動きが面白く、ここでは本当に笑ってしまいました。
 毎日していると色々なことがあり、今日はおかしなことがたくさんありました。

 ショーの後は、以前出演させて頂いた“12:30~”を観に行きました。
 前回、観たこともなく初めて出演させて頂き、今回初めて観賞することになりました。
 アーティストそれぞれのパフォーマンスは、もちろん面白く、たくさん笑わせてもらいました。
 私が参加させてもらった時と会場が変わり、広さは変わりませんが、よりステージらしく、ショーにも繋がりと流れもあり、うまく構成されていました。
 声を出してたくさん笑い、本当に楽しませてもらいました。
 帰宅後まだ楽しかった余韻が残っているところに、スペンサーから“来週出れる?”とメールが届きました。
 あまりにも急なお誘いに、びっくりしましたが、どうするかは私次第・・・明日少し練習してみて決めることにします。
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桜の開花

2011-02-17 | 日記
 出勤前、アパートの桜の木を見ると、花が咲き始めていました。
 思わず、にこっとほほ笑んでしまいました。
 大きな木ではありませんが、ピンク色に染まっていくのがとても楽しみです。

 ショーでは、バードパペットで、いつもする場所と反対側に当たりました。
 慣れないポジションになると、ライトやレイルなどの位置がよく分からず、1回目のショーではあちこちにぶつけながら、鳥を飛ばすことになってしまいました。
 2回目のショーでは、ぶつけないよう気をつていると、足元にある台をけってしまい、大きな音が鳴ってしまいました。
 “ごめんなさい・・・”と思いながら、飛ばしました。

 2回目のショーの最後、1番前の客席でお父さんの膝の上に座って観ていた女の子が、並んでいる私達を見て、にこにこしながら手を振ってくれました。
 本当に嬉しそうな表情で、純粋で輝く彼女の瞳がとても印象的でした。
 そんな素直に喜んで下さる小さなお客様から、何か温かいものを頂きました。
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つぼみ

2011-02-16 | 日記
 今日も寒さは感じませんでしたが、とても強い風が吹いていました。
 暖かさを感じると、アパートのお部屋の前の桜が気になり始め、出勤前に木を見に行くと、すでにつぼみがつき、膨らみ始めているものもありました。
 とても嬉しくなりました。

 ウィッグのフィッティングがあり、以前にも行ったラップで頭を型どり、サイズを測る作業を今日も行いました。
 先日届いた私のサイズのダイアナのウィッグがやはり少し小さすぎたようで、修正または作り直しのため、もう一度モントリオールに送り返されるようです。
 またしばらく先になってしまうかもしれません。

 1回目のショーのロングペンデュラムでは、スイングし始めた時のバランスが悪く、乱れたままレイルに戻り、リガーさんがぴくっと動いたのが見えました。
 2回目は同じことにならないよう意識し、1回目よりも自然にでき、ほっとしました。

 昨日のサプライズディナーのことで、どうしても気になったことがあり、ダンに聞きました。
 帰りにアパートまで送ってほしいと昨日お願いしたのは私で、当日の仕事前・・・それなのにどうして計画できたのかを聞くと、〝僕に頼んだから、すべてうまく行ったんだよ・・・”と、内緒にできたのはたまたまの流れだったようですが、私が彼にお願いした時点で、彼の思う壺だったようです。

 帰る頃もまだ風が強く、気温が下がっていました。
 思わず、桜のつぼみは大丈夫かと心配してしまいました。
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サプライズ?どっきり?

2011-02-15 | 日記
 今日も日本からお祝いのメールがたくさん届いていました。
 日本時間からラスベガス時間・・・二日に渡り、お祝いの言葉を頂けることは幸せだな~と思いながら出勤しました。
 ドレッシングルームに入ると、のんのんさんがプレゼントを置いて下さっていて、開けてみるとビックリ・・・昨日メイクブラシやメイク用品を整理しながら、もう少しきれいにまとめたい・・・と考えていたことをご存知だったかのように、メイクブラシのスタンドと小物の収納ケースを下さいました。
 あまりのドンピシャに、思わず一人で声を出してしまいました。
 私らしいものをと、淡い色合いのかわいいスタンドを選んで下さっていました。
 きっとあちこちを探して下さったのだと思います。
 早速整理していくと、これまたびっくり・・・すべてがばっちり収納され、鏡の前がとてもすっきりし、気分もすっきり、とても嬉しくなりました。
 こちらに来てすぐに、いいものが見つかるまでとりあえずと、のんのんさんが作って下さった思い出のスタンドも、別の物に使わせて頂き、すべてがきれいに収納されました。
 
 アーティスティックディレクター、ステージマネージメント、コーチ、フィジオの皆さんからのバースデイカードをタピルージュで頂き、何人もの方からもおめでとうと声をかけてもらいました。
 その言葉を頂く度に、とても嬉しくなりました。

 今日の帰りはアパートまで、ダンに車で送ってもらうことをお願いしていました。
 帰り道、突然ガソリンスタンドに寄り、ガソリンの入れ方を教えてくれました。
 その後、彼は私に鍵を渡し、“はい、運転して・・・”と強引に私を運転席に座らせました。
 あまりにも強引で、断り切れず、運転を始め、指示されるまま、進んでいきました。
 私のアパートまではまっすぐの道ですが、少し手前で、右に曲がるよう言われ、どんどん進み、また右に曲がるよう言われ・・・早くUターンして戻るか、交代してほしいと思いながら、とりあえず運転しました。
 “友達にちょっと会うから、そこの駐車場に入って停めて・・・”と言われ、早く運転を終了したい一心で何がなんだか分からないまま、とにかく駐車しました。
 “乗って待ってる?一緒に来る?”と聞かれ、答える前に“一緒に来たらいいよ。”と言われ、ドアを開けられ、下ろされ・・・そこで、突然の運転やらなんやらでまだ動揺している私に、ダンが笑いながら運転についてアドバイスをしていると、後ろから“何してるの?”と、聞き覚えのある声・・・デミアンとイアンが笑いながらやってきました。
 そして“Happy Birthday!”完全に“どっきり”の世界・・・思わず座り込んでしまいました。
 考える隙を与えない早さですべてが展開し、まさかの計画に“やられた~”といった感じでした。
 それから、のんのんさんも来て下さり、アジアン料理の色々あるベトナムレストランでお祝いをして頂きました。
 
 そこからの帰り道、ダンの車の中で、今日の楽しい仕事場からの流れを振り返って話をしていました。
 ガソリンスタンドで運転するよう言われた時、私は自分の誕生日に彼の車を傷つけてしまったり、何かあっては一生忘れられないと思い、断りたかったのですが、自分で誕生日のことを口にすることもできず、言いかけてやめました。
 そのこともダンは気づいていたようで、“あの時、アリサが口に出さなくて良かった・・・僕は知らない振りをしてたかったから・・・”と言われ、また二人で笑いました。
 最後の最後に、またサプライズを頂くことになり、とても楽しい誕生日となりました。
 たくさんの方から、お祝いの場やメッセージを頂き、本当に幸せです。
 二日間すべてがプレゼントとなりました。
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待つこと8時間

2011-02-14 | 日記
 いつもより早起きをし、映画の撮影の仕事に向かいました。
 私が仕事場に着いた時点で、すでに撮影が2時間ずれ込んでいることを聞き、予想のつかない待ち時間になることを覚悟し、時間もたっぷりあったので、いつもの倍の時間をかけ、ゆっくりと丁寧にメイクをしました。
 何もすることがなく、外に出ることもできず、ただただ待ち続けました。
 
 ようやく私たちのシーンになったかと思うと、私がすることになっていた矢を打つ役のポジションには、カメラや大きな機材がたくさん設置され、本来する予定のシーンであるクライムの撮影時には行うことができず、待機の状態で、客席で観ていることになりました。
 同じ役のアーティストと、“私達何もせずに終わるかも・・・”と苦笑いしながら、客席から観るクライムの迫力、パワーを楽しませてもらいました。
 結局クライムの撮影が終わり、別撮りで、普段とは違うポスト&ビームスのポジションで矢を打つことになりました。
 メイク時間も含め、待つこと8時間・・・ようやくお仕事の時間がやってきた感じでした。
 
 結局、すべてが終わったのは夜の10時過ぎ・・・10時間、劇場にいることになりました。
 仕事の内容は疲れるものではなく、ひたすら待つことに疲れてしまいましたが、ほんの少しでもこのような機会に参加し、楽しませてもらい、良い経験をさせて頂きました。
 いつになるのかは全く分かりませんが、出来上がりが楽しみです。

 帰宅すると、すでに日本時間では誕生日となった今日、母や友人から、お祝いのメールが届いていました。
 離れていても気にかけてもらえていることは、とても有難く、嬉しかったです。
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