歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

いなくなった叔父さん

2014年05月13日 | メモいろいろ
NHKの番組がきっかけになって、七年前に保護された認知症の女性の身元が分かり、夫と再会した件。保護された時、すでに自分の名前が分からなくて認知症であることはあきらかだったが、その当時の写真を見ると、いかにも活発そうで、写真を撮られることにも慣れているようなそんな様子だった。しかし七年のあいだに認知症がすすみ、今はほとんど寝たきりで、七年ぶりに夫と再会しても目を開けないし、口は堅く閉じられたままだった。

実はこの女性、これはNHKにとっても思いがけないことだったろうが、もとニッポン放送でアナウンサーをしていた人だったとか。こうなると、民放もこの問題に触れずにはいられないだろう。

NHKではこの前にも一件、同じように保護された認知症の関西の男性を番組で取りあげて、身元が判明している。こういうときこそ民放はNHKの真似をして、徘徊ののち保護されたものの身元が分からないままの認知症の方たちの親族さがしに力を貸してあげるべきだろう。

実はわたしの親戚でもひとり、行方の分からなくなった大叔父がいるのです。その叔父さんは、引退後、認知症になって老人ホームに入ってたんですが、いなくなった。もう二十年も前の話だからいづれにしても生きてはいないと思いますが、当時もしかしたらどこかで保護してもらってたかもしれないんだなあと改めて思いました。

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