歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

一般教育の記憶

2014年04月02日 | メモいろいろ
外山滋比古さんとの三人会のメンバーだった鈴木一雄さんと鈴木修次さん。一雄さんはラジオのNHK第二で源氏物語の講読を長くやってらして、わたしもときどき聴いていました。しかしその時はまだわたしのほうが勉強不足で、源氏物語の細部が頭に入っていたわけでもなく、ただ漫然と一雄さんのおしゃべりと加賀美幸子さん(だったと思う。いや、白坂道子さん?)の朗読に聴き惚れていただけでした。あのプログラムはCDとかにはなってないのかな。もしCDになっているのなら、手元においてまた少しづつ聴いて勉強したいと思います。

鈴木修次さんからは、わたしは直接単位を出していただきました! 一般教育科目の、杜甫の授業。本も買った。というか、買わされた。そのころもうお爺さんだったような気がしたけれど、考えてみればそのころ鈴木先生はまだ現役バリバリの研究者でいらしたはずで、へたをすれば、まだ五十代だったかもしれない。とにかく杜甫は苦労人で、いろんな作風の詩を残している、ということを仰有っていたのは憶えています。わたしも文学部の学生だったから真面目に聞いていたのかな。それともやはり鈴木先生の授業がよくて、それで憶えているのかなあ。

改めて思い起こすと、総合科学部で受けた一般教育科目の授業、具体的な内容はもちろん忘れ果ててしまったけれど、授業の雰囲気は、まだ少しばかり憶えています。鈴木先生のほかに、佐竹明先生の宗教学、中川徳之助先生の徒然草は、先生の語り口までまだ憶えています。ちなみに中川先生の徒然草は、わたし、成績、「可」だったのよ!

あと伊藤詔子先生の英米文学史とか。これはレポートがちょっと良かったらしくて褒められた。いや、読み(の感性)を褒められたのなら今でも嬉しいと思うけど、そうではなくて、恐らく、いろいろ知ってますね、ってことで、知識を褒められたんだったと思う。ほかには舟場正富先生の経済学とか、成定薫先生の科学史とか受けました。成定先生は授業の資料プリントを毎回配られましたが、あれはもしかしたらMacで作っておられたんぢゃないですかね。

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