歌わない時間

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最終回に到達!

2014年04月14日 | 『美しき人生』
無料動画GyaO!『美しき人生』がついに最終回(第63話)まで到達。

最終回の最後は、やはりミンジェとビョンテ夫婦が自転車でバタンとコケて終わり、そのあとに、これまでのいろんな人たちの転倒シーンがプレイバックされて終わりました。お祖父さんやお祖母さんが転んだシーンは憶えていたけど、アラ代表も。いやあ、みんな張り切って転んでた。

このドラマ、ヤン家の敷地内のシーンはすべて、このドラマのために建設されたオープンセットで撮ったそうで、そのことは画面からも察せられました。居間のシーンを撮るときにアングルがいつも同じだったり。たとえばテソプの自室でのシーンとかは、家具の隙間にカメラを設置して、苦労して撮ってるのが見て取れた。人物の表情のアップは多くなく、いつもちょっと引いたところから撮っていた。そのせいもあるんだろうけど、見てるこっちは、ヤン家の人びとの生活を覗き込んでるような気がしました。せりふ回しはごくごく日常的で、ドキュメンタリーを見るような錯覚を覚えました。異国のドラマだから生活感覚の違いから来る違和感はあるにせよ、目上の家族(お祖父さん、お祖母さん)に対する礼儀正しさとか、大家族がにぎやかに食事したりするところとか、なんとも懐かしい気持ちにさせられるドラマでした。

ペンションでは早朝から仕事があるわけですが、どうも、早朝のシーンはほんとにそういう朝早い時間に撮ってるような気配だった。お父さんのビョンテが庭に水まきするとか、客のための朝食を、家族のだれかが籠に入れてペンション棟の食堂に運ぶとか。屋外なので、ほんとに朝早くに撮らないと朝の雰囲気は出なかったはずですよ。そういうときは、スタッフも俳優もあのオープンセットに泊まったんだろうか。合宿して。

韓国ではテレビドラマが週に二回放送されるそうです。わたしはこれも最近知ったんですよ。『美しき人生』は「週末ドラマ」だったそうで、つまり土曜と日曜に放送がある。土曜日に放送があって、翌日の日曜日に、もう次の回が放送される。そんなことぢゃ、撮るほうもたいへんですな。スタッフも俳優もそうとう丈夫ぢゃないとついていけんでしょうなあ。

週二回の放送だから、全63話といっても、一年以上かけて放送したわけではないんですね。しかしそれでも30週ちょっとでしょ。半年以上ですわね。2010年の3月に始まって、11月の初めに終わったそうですよ。準備期間から入れると、やはり、ほぼ一年の大仕事ですなあ。

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