歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

おせい、寂聴、丸谷

2008年11月16日 | メモいろいろ
教育テレビで夜10時から源氏物語の特集。90分番組。いづれもビデオ出演ですが、田辺聖子さんが出て寂聴さんが出て、11時過ぎてから丸谷さんが登場。丸谷さんの声は知っていたけど、しゃべっている映像は初めて見ました。お元気そうでした。三人とも80代でしょ。文化勲章もらってるのよね。

うちにある《Dixit Dominus》。ガーディナー旧盤、プレストン、ファゾリス、パロット、ミンコウスキの5種類。きょう、ファゾリス、パロット、ミンコウスキを聴いたんですが、ファゾリスもミンコウスキもよかったです。パロットのも悪くはないんですがまあちょっと落ちます。合唱の扱いがよりこまやかなのはファゾリス。ファゾリスって、日本ぢゃほとんど話題にされないですけど、実力ある指揮者。器楽ものも指揮してるようですがとくに歌ものが要注目。ミンコウスキの指揮する合唱ものは合唱の出来があまりに雑だという思いがあったんですが(ぢゃあなんでこのCD買ったんだろう…?)、今日はじめてちゃんと聴いてみたら、合唱そんなに下手でもなかったです。ミンコウスキの威勢のよさが過剰に感じられるところはありますけどね。《Dixit Dominus》の場合、この曲だけだと30分くらいなので、ほかの曲とカップリングされるわけですが、ミンコウスキのはそのカップリング曲がまた強力。ファゾリスのほうのカップリングは《Dettingen Te Deum》で、これはこれで貴重な録音です。