歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

egword universalとATOK2006。

2006年07月30日 | MacとPC
注文していたegword universalとATOK2006が、週末の休み前にたて続けに届いた。しばらくは世間の評判をうかがって、様子を見てからインストールしようと思っていたのだが、ことにegwordの仕上りぐあいが気になって、そうなるともう、まとめて入れちゃえと思いを決め、いっきに両方ともインストールしてしまった。

egword universalは、以前の大文字のEGWORDとはまったく別ソフトと思ったほうがいい。それくらいさま変わりした。わたしのような旧バージョンからの移行ユーザーはしばらくのあいだ戸惑うことになりそうだ。しかしほとんどすべての動作においてストレスを感じさせず軽快に反応してくれるこの心地よさは特筆に値する。以前のバージョンでわたしがずっと不満を感じていたルビの不細工さも解消されて、実際に使えるものになっている。当分は、インターフェイスをあちこちつっつきながら、新バージョンにからだを慣らしていくことになりそうだ。

わたしはMacを使うようになってからワープロはずっとEGWORDだったので、EGWORDを買うと自動的にくっついてくるEGBRIDGEもずっと使い続けてはきたのである。EGBRIDGEも今回、小文字のegbridge universalということになって、まあ何しろインストールしてまだ日がないので詳しいことは書けないが、またいろいろと使い勝手がよくなったような気配である。

とはいえ日本語入力ソフトに関してはどうしてもATOKを手放せない。egbridgeで満足できれば経済的にも助かるんだけどなあと思いつつ、今回もやはり、ATOKも買ってしまった。

わたしは日常的に「ぢ」「づ」を使って文章を書いたり、たまに旧カナで古い文章を打ちこむ作業をしたりするのだが、そういうときに、ATOKだと余計な手間をかけられることなくスムーズに対応してくれるのである。この点でegbridgeは融通が利かない。たとえば「融通」という言葉を出すのに、ATOKだと「ゆうづう」でOKだが、egbridgeでは「ゆうずう」と打たなければならない。egbridgeで「ゆうづう」と打つと「湯宇都得」と変換されてしまうのである。まあこれだって単語登録してしまえばいいわけだが、わたしのわがままにデフォルトで対応してくれるATOKの居心地のよさは、やはり大きな魅力なのだ。

ATOKは、前バージョン(ATOK2005)で、決して打鍵の速くないわたしにもそれと分かるくらい、明らかにスピードアップした。それがまた遅くなっているといやだなと思ったのだが、今のところ、とくに反応が遅くなったとは感じない。egbridgeにときどき浮気をしながら、メインに使うのはATOK、という状態がしばらくは続きそうだ。egbridge universalはえんぴつアイコンが復活しているのがうれしい。前バージョンの、□の中に「あ」がはいっているアイコンはATOKと紛らわしかった。