goo blog サービス終了のお知らせ 

Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

6月歌舞伎鑑賞教室「俊寛」

2012年06月06日 | 歌舞伎

6/2(土)は、たまちゃんと6月歌舞伎鑑賞教室「俊寛」を観に国立劇場へ。
Syunkan
この歌舞伎鑑賞教室は初心者でもわかりやすい解説付き。
1階席は学校行事と思われるセーラー服の女子達がワイワイガヤガヤ。
幕が開くと静かになったので、ホッとしました。
立教大学2年生という大谷廣太郎くんの解説は、初日だったためか、ちとかたい感じ。
俊寛役は中村橋之助。
ちょっとぉーと思ったのは、島の海女・千鳥役。
中村児太郎が演じていたのですが、プログラムを見て、中村福助氏の長男ということを知りました。
お父さんにまったく似てなーい。
Kotaro
背も大きく、顔も長く、白塗りしてもちっとも美しくないんです。
ゴリラっぽいというか…。
青山学院大学1年生だそうで、まだ若く、女性の声、所作もぎこちなく、1人浮いていた感じでした。
女形はまだまだですな…。
お父さんは、やり手ババアみたいな役がハマリ役なのになぁ~。
そしてその千鳥と夫婦になろうという丹波少将成経役が中村芝のぶ。
Shinobu
芝のぶちゃんは、見るからに女性っぽい顔立ちでしょう~。
ほんと女形が似合う、かわいい役者さんです。
TVのバラエティ番組で見た時は、もろオネエ系でしたけど…。
児太郎くんは背が大きく、芝のぶちゃんは小さく、なんだか似合わないカップルでした。
どうして配役を逆にしなかったんでしょ?その方がずっといいのに…。
物語の最後は、鬼界ヶ島へ流された俊寛だけが、赦免の知らせに来た舟に乗ることができず、荒波の中、断崖に立ち、いつまでも舟を見送る…で、チョンチョンチョンと幕が閉まりました。
2階席最後列で観ていたんですが、今回ほど後ろでよかったと思ったことはありません。
廻り舞台が効果的に使われ、舞台の後ろまで全て海となり、南海の孤島がダイナミックに表現されていました。
そしてこの日私が最も注目したのは、歌舞伎役者ではなく、義太夫をやっていたじいちゃんでした。
義太夫は、演技と演技の間に挟まれる太棹三味線にのせたナレーションのようなもの。
このじいちゃん、ものすごく感情を込めて、体を前後に揺らし、情熱的に謡っていたんです。
血管切れちゃうんじゃない?と思ったほど。
途中、タオルで顔拭いてましたけど、ほんと熱演でしたょ。
今後の児太郎くんの成長と、義太夫じいちゃんのご健康を心よりお祈りいたしますわ。


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。