Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

奥穂高ツアー3日目

2014年09月04日 | 

8/24(日)、お隣で寝ていたTRACEスタッフ康子さんがゴソゴソ起き出したので、私も4時前に起床。
1泊目もそうでしたが、この日もほとんど眠れませんでした。
もう山小屋で寝られないのも慣れてきました。
ヘッドライトの灯りを点けて、朝食代わりに注文したお弁当を持って1階に下ります。
きのう祝杯を挙げた書棚隣のテーブルで、飛騨名物の朴葉寿司をいただきます。
ものすごく大きい朴葉の中にまーるいおにぎりのようなお寿司が包まれています。
真っ暗な中食べていると、康子さんがやってきました。
朴葉寿司をカメラで撮りたかったのですが、あまりに真っ暗だったので止めました。
荷物になるので、全部きれいにいただきました。おいしかったです。
エネルギーチャージ完了!
山荘横にある蛇口からお水を汲みます。宿泊者は無料でした。
5時ちょい前にやっと電気が点きました。1泊でしたが、お世話になりました。
Sn9
玄関前でストレッチ。
ガイドの佐和子さんからここから3点セットを着けましょう!と指示がでました。
Sn10
早朝5時、上高地バスターミナル目指して下山開始~。
きのうと打って変わって、ガスっています。
あのザイテングラードを下るんですか・・・。
きのうザイテングラードをゼーゼーハーハーしながら登っている時に思わず、明日ここ下るのかぁーと言ったら、佐和子さんから今のこと考えよ、明日のことは考えない!って言われちゃいました。
朝早かったので、あまりすれ違いもなく、サクサク下って行きます。
Sn11
するとアンパンマンの歌が聞こえてきました。
きのう涸沢で「大地のステージ 涸沢音楽祭」という幕がかかっていたのですが、これだったのね!
みんなで耳を澄ませていたのですが、それ1曲しか聞こえてこなくて、もっとやってくれ~って感じでした。
動いていると暑くなってきたので、ウエアを脱いで体温調節します。
Sn12
下りはなんだかあっという間に終わってしまいました。
行きは長くて辛かったのに・・・。
Sn13
3点セットとヘルメットを外します。
ヘルメット脱いでもよかったのですが、荷物になるので涸沢までかぶり続けることにしました。
しかしヘルメットは登山者の1/3?いやいや1/4程度しかかぶっていなかったですょ。
3点セットについては私達以外、誰1人として着けてませんでした。
TRACEのツアーは安全第一だもんね!
ここからはストックを使用。
Sn14
きのうと違う涸沢小屋目指すコースを歩きます。
途中で単独で登っているおっちゃんとすれ違いました。
すると「あらら、全員女性?すごいねぇー。もう頂上に登った気分になったょ~。」なんて言われました。
そうなんです。
私達全員女性でしかも8名。これだけ女性が揃っていると、ちょっと目立ってました。
同じ女性でも単独、2人組はいたのですが、8名ってすごいですよね。
実は山頂でも男女混合のクラブツーリズムツアーの男性から
「みんなかっこいいから大雪渓歩いているところ、写真撮っちゃったよ~。」と言われ、心の中でその写真欲しい・・・と思いましたが。
女性にも「色が黒い人がガイドさん?山ガールやね!」なんて言われて、ガールちゃうちゃうって思ってました。
やっぱり声をかけられるとうれしいですね。
涸沢小屋に着き、小休止する予定でしたが、みんなが楽しみしていたおでんが11時からと言われてしまい、きのうと同じ涸沢ヒュッテまで結局移動しました。
きのうは抜けるような青空だったのに、きょうは何も見えません。
Sn15
でもきのうが晴れてくれたので、それだけでももう十分です。
私は朝お弁当を全部平らげましたが、まだ残っているメンバーはここで食べてました。
Sn17
そしてラーメンを食べるメンバーも。
Sn16
スープを飲ませてもらいましたが、昔ながらの中華そばというお味で、おいしかったです。
涸沢から下って行くと、雨が降り始めました。
Sn18
きのうも横尾~涸沢まで雨でしたが、きょうも同じルートが雨となりました。
時折強く降りましたが、ここからは木が生い茂っているのであまり気になりません。
きのうはまだ薄暗かった屏風岩前で、休憩。
Sn19
私、きのうストックの先に付いているゴムキャップを片方失くしてしまったんですが、佐和子さんが2つも見つけてくれました。
さあ横尾まで1.3kmだぁー。
Sn20
そして横尾大橋に来ました。
Sn21
ここを渡ると、
Sn22
きのう泊った横尾山荘にただいまぁー。
Sn23
お風呂道具やら不要な荷物を預けていたので受け取り、ザックに入れます。
荷物を詰めている時、お隣の女性から声をかけられました。
屏風岩は、井上靖の小説「氷壁」の舞台になったそうで、私はあれを読んで登山を始めたの、読んでないならぜひ読んでね!と言われました。
ありがとうございます。今度ぜひ読もうと思います。
横尾山荘を出発すると、もう道は平坦。
安心していたら、いきなりのペースアップです。
みんなお腹が空いていたのでしょうか?
徳澤園でお昼を取る予定だったのですが、何を食べるか既に涸沢ヒュッテで決めていて、それ目指して一目散に歩く歩く。
コースタイムより早く、徳澤園に着きました。
みんなカレーか野沢菜炒飯をチョイス。
私はカレーをいただきました。家庭的な味のカレーでホッと一息。
Sn25
おー、徳澤園は「氷壁の宿」って付いてますよ。
Sn24
今度はここに泊ってみたいな。
徳澤園からも歩くペースは一向に衰えず、ますますスピードアップ。
あっという間に、森のリゾート小梨 キャンプ場に到着。
ここで「小梨の湯」に入ります。
さほど大きくない洗い場には登山客でいっぱい。
数日お風呂に入ってない女性がシャンプーするもんだから、排水溝にものすごい量の髪の毛が詰まっているんでしょう。
水が流れず洗い場がでかい水溜りになってしまいました。
お風呂上りに目の前ある小梨平食堂で、もちろん生ビールです。
皆様、ほんとうによくがんばりました!
そして奇跡のような2日目の青空。
メンバー1人1人、登頂の感想を言い、最後に佐和子さんから、奥穂高に登ったからと言って、おごることなく謙虚であれとのお言葉をいただきました。
感動する一言にちょっとウルッ。
高速バスの出発時間ギリギリまで飲んでー、しゃべってー。
食堂を出ると、雨です。
河童橋に着く頃には半袖では寒いくらいでした。
Sn26
16:15発新宿行きのバスは、途中で大渋滞にハマり、到着が2時間遅れ。
終電に間に合うか心配でしたが、なんとか日付が変わる前に帰宅。
今年の夏の一大イベントがつつがなく終了しました。
日々、じわじわと登頂したんだという達成感に包まれています。
来年は日本第4位の槍ヶ岳だなっ!


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