Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

ドロミテ周遊トレッキング 4日目前半

2023年07月19日 | イタリア
7/5(水)、今朝も早く目が覚めてしまいました。
外に出ると既に数名のツアーメンバーが散策に出ていました。
うっすらピンクに染まる5時半過ぎの風景。
裏山もほのかに赤くなっています。
きょうもいいお天気でよかった。
朝食を済ませ、8時に出発!
目の前の巨大な岩山 トファナ・デ・ローゼスに向かって進みます。
2泊3日分の荷物を背負っているので、そこそこザックが重い。
1泊だけでしたが、お世話になったディボナ小屋。
2人で一部屋だったので、2段ベットの下段が取れ助かりました。
きょうも花の名前を教えてもらいながら写真撮影。
タマシャジンの仲間。
あー、ピンボケだぁ~。
後ろの葉っぱにピントが合ってる。
添乗員にもらった画像はさすがの一眼レフ。
「悪魔の爪」と呼ばれています。
目の前の山の肩まで徐々に上がって行きます。
少し標高が上がるとドロミテで一番高いマルモラーダが見えました。
標高3,342m。
雪が残っていて、遠くからでも分かりやすい。
山頂が尖がっているのかと思いきや、なだらかなんですね。
肩までもう少し。
朝イチの上りは辛いぜ。
ガレ場を登るメンバー達。
途中でガイドのエドが道を間違え、ルート表示板まで戻るというハプニング。
「404」方向へ。
やっと急登が終わり、トファナ・デ・ローゼスの直下のトラバースに入りました。
ルート404を進みます。
ようやくなだらかな道になり、こういう道が好き。
と思っていたら、どんどん幅が細くなり崩落個所が出てきました。
すぐさまサポートに入るエド。
標高が上がり、左側はどこまでも見渡せるいい眺め。
きょうもギザギザの山々。
一列で進むツアー隊。
展望がよいコースは気持ちいい~。
斜めになった大岩が迫る。
いまにも落ちてきそう。
右側の斜面にいたウシの仲間 シャモア。
こちらも一眼レフを下げた添乗員の1枚。
ワタスのデジカメではズームするも遠過ぎて撮れませんでした。
遥か上方にゴールのラガツォイ小屋が見えました。
あそこまで行けば、あとはゴンドラで下るだけ。
まだまだ遠いなぁ。
そしてあんなに上らなければならないのね。
きょうの高低差は約700m。
再び足場の悪い箇所が出てきました。
エドが見守る中、一歩一歩着実に足を置きます。
きのうのトレ・チーメと違い、この404ルートを歩く人はほぼいませんでした。
そんな中、ここら辺りで子連れファミリー、ソロのマッチョ男性等すれ違う人が出てきました。
1人岩の上で休憩を取るトレッカー。
絵になりますねぇー。
道なりに曲がるとなにやら前方に洞穴が見えてきました。
きのうも一部見られた戦争遺跡です。
第一次世界大戦中、イタリア軍とオーストリア帝国軍が対峙し、ここら辺りは激戦地だったそうで。
洞穴の左には擁壁のような石垣が残っていました。
整備された水路脇を進みます。
これも戦時中の水の確保のためでしょうかね?
外壁だけが残る施設。
こんな奥深い山の中で戦っていたなんて。
左には錆びた鉄条網と鉄板が朽ちていました。
イタリア戦線は1915年~1918年にかけてということですから、
既に100年以上も前なのに、こうしていまだ残っているんですね。
開けたところに出ました。
左にはタラベナンツェスタワー、
目の前にはタラベナンツェス渓谷が広がり、右にはトファナ・デ・ローゼス。
左方向へ上がって行きます。
まだ雪渓が残っていますね。
後ろにはトファナ・デ・ローゼス(手前)とトファナ・デ・メッツォ(左奥)が。
ラガツォイ小屋がかなり近づいたところで少し早めのランチタイム。
各自好きなところに陣取り、きのうと似たようなパン2個とりんごのお弁当を広げます。
エドがなにやら歩き回っていると思ったら、こんな物を拾ってきました。
いとも簡単に見つかる銃弾と爆弾の破片。
冬はスキー場となるこの地域では、こういう戦争遺物が雪で覆われることにより
現状のまま残っているんでしょうかね。
それでは再スタート。
ラガツォイ小屋が少しずつ近づいてきましたよ。
道を譲ってくれたトレッカー。
わんこ2匹がお供です。
近くに来ると、なんじゃあれは。
まるで大きな滑り台じゃないですか!
あそこを上るの?
一度下って、ルート表示板までやってきました。
ほんではラストスパート。
最後の上り、行ってみよう!
そばに来るとちゃんと登山道がありました。
一部、登山道が崩れないよう、木で整備してあるところも。
滑り台のように見えていた斜面をジグザクジグザク。
長いつづら折りの道をひたすら上がって行きます。

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