Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

噂の店で送別会

2022年01月24日 | 食べ歩き
1/22(土)は、ジム友Nさんの送別会。
スポーツクラブのヨガレッスン仲間3人と立石の『鳥房』に行ってきました。
来月、いよいよNさんが引っ越してしまいます。
送別会をどこでやる?
迷った結果、全員行ったことのない未踏の地、下町酒場の聖地 立石に決定!
行ってみたいけど、なんだか尻込みしちゃう「せんべろの街」。
みんなで行けば怖くない!
TV番組で見たお目当ての『鳥房』は立石駅から徒歩1分もかからない好立地。
一見、通りに面した鶏肉屋さんって感じの店構え。
これがね、左側の細い路地を入ると時代劇かっ!ちゅー太い筆文字が書かれた入口が。
TVで見た時は開店前から行列が出来ていましたが、さすがにコロナ禍で誰も並んでいません。
そして「飲んだ人(酔った人)の入店はお断り申し上げます」の張り紙が。
16時に立石駅で待ち合わせ、16時開店の店内へ。
引き戸を開けるとシルバーパワー炸裂のお姉さま3人衆。
指定された場所で靴を脱ぎ、テーブルの下にジャケットやコートを入れるべしとの指示あり。
テーブル席がちょうど1つ空いていたのでよかったぁ~。
仲間の1人が遅れてやってくるので怒られるか?と思いきや、大丈夫でホッとしました。
同時に入店したカップルが先に通されお隣のテーブルへ。
そこにお姉さまが注文を取りに来ました。
「きょうはねぇー、650円、680円、700円、730円、どれ?」と早口でまくし立てます。
えっ、なんのこっちゃ?
ここは若鳥素揚げの老舗で、必ず注文しなければなりません。
もちろんそれを食べに来ましたから。
お品書きには「若鳥唐揚げ 時価」と書いてあるのです。
その時価がこの値段なのね・・・。
隣でダンボのように聞き耳を立て、はてさて値段の違いってなんだぁ~?
2人は680円と答えていました。
次はワタス達のテーブルに来ちゃう・・・。
同じく値段を羅列するお姉さま。
その勢いに圧倒されほんの少し間が空きました。
思わずOさんが700円!と。
言ってくれて助かった。
こういうお店ではテンポが大事ですからね。
ここでどう違うんですか?などと言ったら、絶対嫌な顔をされたはずです。
ビールは瓶ビールのみ。
何本にしようかと迷っていると、つかさず「3人なら2本でいいよ!」と完全にお姉さまペース。
そして鳥南蛮漬け、ぽんずさし、鳥サラダを注文。
他の客はほぼ若鳥唐揚げしか頼んでない模様。
それなのにこんなに頼んじゃったよー。
更に「お新香は?」とダメ押し。
そういえばお隣のカップルも若鳥唐揚げは出てくるまでに時間がかかるからお新香はいいのか?と聞かれてましたっけ。
お隣さんも強烈なお新香推しに思わず「下さい!」と誘導されてました。
ワタス達にも有無を言わせない圧力で「4人なら2つだね。」とお新香も追加。
さてメイン700円の若鳥唐揚げですが、みんなで分けて食べるもんだと思っていました。
後から知ったことですが、このお店では1人1個がルールだったのです。
それならあんなに頼まなかったのに・・・。
最初に小皿に乗ったお通し鶏皮生姜煮が出てきました。
次にぽんずさし。
餃子のように肉に具を挟んで食べてね!と教育的指導あり。
さっぱりした味にビールも進みます。
しばらくして若鳥唐揚げ700円が4皿運ばれてきました。
この時点で遅れているAさんがまだ到着しておらず、あと何分くらいでやってくるのか聞かれてしまいました。
でも怒られなかったぁー。
先に注文したお隣のカップル。
運んできたお姉さまに「できる?」と問われ「お願いします!」と。
2人分をそれぞれ割りばしで器用にバラし、食べやすくするお姉さま。
「女には普通やらないんだからね!」とやわらかめにお小言入りました。
それを横から食い入るように見ていたんですが、手さばきが速くてわからねぇ~。
さて我らですよ。
半身揚げを前にどうやって解体しようかと途方に暮れていると助け舟。
「1人しかやらないよ!」となんと手前にいたワタスの唐揚げをバラしてくれたんです。
他の2人にはいいなぁ~と羨ましがられました。
ちなみに左がこの時点でまだ来てないAさんの唐揚げ。
右がグイグイと割りばしで分けられたワタスの唐揚げ。
2人は果敢に挑戦するも、さすがに百戦錬磨のお姉さまのようにはいきません。
そして1人1個なら、なにも700円にしなくても650円でよかったのではないかとちょっぴり後悔。
というのも700円!と注文したOさん本人がもう入らないと持て余し気味でして。
ワタスはキャベツまできれいに平らげ完食。
鶏肉大好きですし、皮はパリパリで中はジューシー。
これで700円はコスパいいッス。
店の回転率は高く、ワタス達の会計時には他の客は誰もいませんでした。
ここではサッサと食べて、サッサと帰るという感じですね。
帰宅してからネットで検索すると出てくる出てくる鳥房のルール。
検索ワードには「鳥房 怖い」なんてーのもあり。
事前に調べて行かなくてもその怖さは感じてました。
今回コロナ禍で並ぶ客もなく、お姉さま方にも余裕が生まれ、あれくらいのテンションで済んだのでしょう。
行列に並び、回転が速く、満席状態が続いていたのなら、めちゃくちゃ怒られていたかも?
お姉さま方にはいつまでも長生きしていただき、鳥房のスタイルを守って欲しいですね。
そしてまた訪れるなら、迷わず一番安い(小さい鳥)のを注文しようと思います。

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