Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

信越トレイル後編ツアー 2日目

2022年10月07日 | 
10/2(日)、メイプルハイムのお部屋から見える戸狩温泉スキー場。
お隣がゲレンデというGood Location。
今シーズンも予約で埋まっているそうですよ。
美しい朝焼け。
きょうもいいお天気になりそう。
朝食はちょっと早めの6時から。
お花が挿されたかわいい箸置き。
きょうは行程中、一番長い距離を歩きますからしっかりいただきます。
お宿の周りにはたくさんのお花。
種類も豊富です。
お花のそばにあった犬小屋が撤去され、わんこの姿がありません。
ご主人に聞いたところ、3年前に天国に行きましたとのこと。
おとなしかったしろちゃんに会いたかったなぁ。
今朝もご主人運転のマイクロバスに乗り、まずは「西大滝の六地蔵」へ。
東日本大震災の翌日に起きた長野県北部地震。
被害の大きかった栄村と接する西大滝地区にあるお地蔵さま。
地震の影響で栄村の方へ向きを変えたという台座を固めていない6体。
この画像を見るとわからないですよね。
こちらだとそれがはっきり。
左の座っているお地蔵さまと同じ向きだったのに、くるっと回りました。
ここ西大滝地区は被災したものの、大きな被害はなくお地蔵さまが村を守ってくれたと一躍評判になったそうです。
最大震度6でよく台座から落ちなかったですよね。
全員同じ向きでほんと神がかっています。
そしてきのうのゴール地点 森宮野原駅へ。
きょうはここからスタートです。
セクション⑧-1。
信越トレイルはセクション7まで関田山脈でしたが、ここからは車道を歩き苗場山のある三国山脈方向へ。
なのできょうは9割が舗装道。
宮野原橋を渡り、長野県から新潟県に入りました。
若い頃、スキーに来たことある津南町。
川も千曲川(長野県)から信濃川(新潟県)へと名称が変わります。
ちなみに千曲川を含めた信濃川は日本で一番長い川です。
ようやく登山道に入り、1つ目の河岸段丘を上ります。
河岸段丘とは、川の流れに 沿ってつくられた階段状の地形のこと。
宮野原の集落に入りました。
お家とお家の間にある池は雪を融かすため。
ここに雪を投げ入れるんですね。
夏は農具や野菜を洗ったり、錦鯉の養殖に、はたまた防災用にと多様に使われているそうです。
2つ目の河岸段丘を上り、左に田んぼ、右に森を見ながら歩きます。
10月だというのに日差しが強く、暑い暑い。
ワタスも折り畳み傘をザックに入れてくればよかった・・・。
左奥に霞む山頂が台形型の山は妙高山。
右奥に小さく見えるのが火打山。
振り返るときのうのスタート地点 天水山が見えました。
山頂直下が少し土砂崩れしているので、よくわかります。
田園地帯を過ぎ、中子の集落に入りました。
溜池脇で小休止。
集落の水田を潤すために昭和33年村人の手によって築造されたそうですよ。
立派な石碑も建っていました。
稲刈り真っ最中。
脱穀されたお米が軽トラの荷台にザラザラと落ちて行きます。
コンバインに乗っているのは中学生。
ご両親のお手伝い、偉いね。
せっかくなので仲郷神社に立ち寄りましょうと添乗員の若井さん。
やっと日陰に入れたぁ~。
素朴な狛犬さん。
なんかかわいいッス。
舗装道路を緩やかに上っていくと「妙法牧場」の看板が!
もしかしてこれがきのうすれ違ったソロにーちゃんの言っていた一番辛かった牧場なのか?
右に曲がると日差しを遮るものはなく、暑い、暑過ぎる・・・。
先程休憩した溜池が眼下に見えました。
こんなに上がってきましたよ。
信越トレイルハイカーの皆様への注意書きが建っていました。
①牛を驚かせないでください。
ここまで牛は見当たらないんですけど・・・。
道路脇には「あけび」の実。
今回参加者の中になんでも取って食べるというおばさまがいまして。
さっそくみんなで食べようということに。
見た目はちょっとカエルの卵みたい。
初めてあけびに挑戦!
いやぁー、種が多過ぎますね。
白い果肉はほんのり甘かったけれど、種を出すのがめんどうでイマイチでした。
栗もたくさん落ちていて、おばさまはたくさん拾っていました。
この牧場周りの道路は地味な上りが続く上、ほぼ日陰がありません。
ほんとソロにーちゃんの言う通りでした。
暑くて長くて、辛い・・・。
ようやく妙法育成牧場の看板が出てきました。
ここの事務所前の芝生でランチタイム。
会社側には許可を取っているそうで、添乗員の若井さんは手土産を持参していました。
おかげさまで涼しい木陰に座り、メイプルハイムのおにぎり弁当をいただきます。
若井さんはカップみそ汁9人分を担ぎ、その上大きな水筒からお湯を入れ、全員に配ってくれました。
嵩張る物をほんと恐縮です。
ありがたいことにトイレもお借りでき、自動販売機もあり。
冷たい飲み物でリフレッシュすることができました。
牛舎の中に入ると、モー達がひしめき合っていました。
妙法育成牧場は新潟県内の酪農家から牛を預かり育てているそうで、預託料は1日650円。
働く職員は公務員。
せっかく若井さんが手土産を持参しても日曜日だったので牧場長はお休みでした。
さあ、再スタート。
まだまだ牧場周りの舗装道は続きます。
ここまで歩いて来て、ようやく近くにモーモー軍団。
驚かせてはいけません。
暑い、暑いと言いながら、ひたすら進みます。
またあけびが生っていました。
もう食べません!
しかし妙法育成牧場、大き過ぎるぜぃ。
計算すると東京ドーム37個分もの面積でした。
そりゃ大きいわけだよ。
ようやく登山道に入りました。
樹林帯の中は涼しい~。
ブナ林を歩いていると、枝分かれしたこんな木も。
こちらは太いブナ林。
積雪で根元が曲がっていますね。
キノコも生えていました。
誰かがきょうのお宿で調理してもらおうと言っていましたが、毒キノコかも?
神社に寄り道し、結東へ下ります。
本日のお宿が右に見えてきました。
こちらは裏側。
回り込んで正面から見るとこんな感じ。
何かに似てませんか?
こちらは1992年に閉校になった津南町立秋成小学校結東分校。
それを翌年「秋山郷結東温泉 かたくりの宿」としてリニューアルオープン。
日本経済新聞にて廃校の宿全国2位に輝きました。
チェックインを待つ間、外のベンチで早くも乾杯!
皆さんお酒好きでよかった。
私は真ん中の新潟妻有ビールが作った「豪雪ペールエール」をチョイス。
右のエチゴビールピルスナーは他の方がチョイス。
夕食時にこちらを飲んでみました。
きょうはめちゃ暑かったので、喉に沁み渡る~~~。
玄関ホールには参加者全員のスーツケースが並んでいました。
既にほぼ回収済で2つしか残ってませんが・・・。
メイプルハイムのご主人がここまでマイクロバスで運んでくれたそうで、ありがたいです。
お部屋は1年5組。
きょうは参加者1名と2人でここに泊ります。
お部屋はこんな感じ。
教室の雰囲気はなく、普通の旅館と変わりないッス。
だけと階段の踊り場には人体模型が飾ってあり、ちょっと不気味だったり、
お風呂が校長室だったり、
体育館はそのまま残っていて『大地の芸術祭』の作品が展示されていたりと
小学校の名残を感じられます。
ちなみに『大地の芸術祭」』とは日本有数の豪雪地、新潟県の越後妻有地域が舞台に1年を通して自然の中に作品を展示。
この作品は「妻有双六」(原倫太郎+原游 作)という巨大スゴロクなんです。
18時から夕食は1Fの食堂にて。
食前酒の梅酒で乾杯。
こごみ、きゃらぶき、いちじく、空心菜、茗荷等、山菜や野菜をふんだんに使った料理。
右下の黄緑はほおずきで、初めて食べました。
この他に天ぷらの盛り合わせに妻有ポークのしゃぶしゃぶも出た上、
ご飯は魚沼産コシヒカリですから、おかわりしちゃいますよね。
明日は6~7割がまた舗装道で、苗場山の麓まで進みます。