Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

鳥海山ツアー 1日目

2019年08月18日 | 
8/13(火)、きょうから1泊2日で引き続き智加さんガイドの『鳥海山ツアー』に突入です!
旅館に前泊したというのに、熟睡できず・・・。
就寝中はエアコンを冷房ではなく、ドライに設定。
それがいけなかったのか、寝苦しいことこの上なく。
部屋の窓を開けると、目指す鳥海山がくっきり。
今回、智加さんが鳥海山タクシーパックを利用。
宿泊代と登山口までの往復のタクシー代が込みでお得なんです。
鶴屋旅館はその指定宿の1つだったので、玄関前にタクシー横付けッス。
途中の道の駅で、神奈川から車を飛ばしてやってきたAちゃんと合流。
という訳で、今回の参加者はワタスを含め3名。
1時間20分ほどで、秡川園地の駐車場に到着。
鳥海山は山形県と秋田県の県境にあり、ここは秋田県。
矢島口ルートと呼ばれ、秋田県側では一番古い歴史を持つ登山道から出発!
あの山頂まで標高差1,000mを登りますよ。
祓川ヒュッテを過ぎ、秡川神社でお参り。
徐々に標高を上げていきます。
賽の河原を過ぎると、雪渓が出てきました。
出羽三山も暑かったけれど、鳥海山も暑い!
なので雪渓は大歓迎。
雪渓を登り切って、振り返る。
なかなか長かった。
七合目を過ぎ、
ここは智加さんの指示で雪渓横の登山道を歩きました。
下りの登山者は雪渓を歩いていて、羨ましかったな。
七ツ釜避難小屋でトイレ休憩。
きれいなトイレで、びっくり。
七ツ釜避難小屋の目印「康ケルン」。
初代祓川ヒュッテ管理人だったそうで、山仲間が康さんを偲んで建てたそうです。
智加さんは前週にお父様と鳥海山を登ったそうで、その時と比べて雪渓がだいぶ溶けたと。
この沢もすべて雪で覆われていたそうですがすっかりせせらぎが見えています。
再び雪渓が出てきて、わーい!
鳥海山には茶屋もなく、いくら暑くてもかき氷は食べられませんからね。
横に歩く時は滑らないよう慎重に。
九合目の氷の薬師。
氷、どこぉー?
あったぁー!
山頂まで、これが最後の雪渓となりました。
舎利坂入口。
山頂まであと400m。
康新道山頂分岐。
山頂まであと100m。
あの棒は!
もしかしてあれは?
ついに着きました!
鳥海山の七高山 標高2,229m。
とんぼがうるさいほど飛んでます。
鳥海山はピークが2つあり、もうひとつはあちら。
この七高山は外輪山にあります。
本日のお宿は、外輪山の中ある赤い四角の御室小屋。
この先を下って上るんですか・・・。
下りはとても急でしたが、鎖やトラロープもあり。
慎重に歩を進め、振り返る。
矢印通りに登り返し。
見えてきました!
御室小屋は鳥海山大物忌神社の参籠所で、山頂本殿がありました。
先着で個室も取れると智加さんから聞いていましたが、果たして?
3時半頃の早くもない到着でしたが、なんとまだ残っていて、M子さんが個室にしましょ!と。
1人1,500円プラスでしたが、着替えや体を拭くことを考えると、もちろん個室がいいに決まってます。
個室は別棟のこちら。
廊下は山頂美術館を兼ねていて、山岳写真がたくさん展示されていました。
ワタス達のお部屋は入ってすぐのこちら。
左右に2段ベットが並び、えっ、毛布だけ?
敷布団はないのね・・・。
智加さんがお湯を沸かしてくれて、癒しのコーヒーブレイク。
一息入れた後は、もうひとつのピークへ。
鳥居をくぐり、見るからにガレガレの岩場へ。
ところどころに白いペンキで矢印が描かれていました。
小屋がみるみる小さくなりました。
手を使い、クライミングさながらです。
ギザギザを目の前に、ワタス達は白い矢印に導かれ右方向へ。
上りもあれば、下りもあり。
こんな細いところを進み、
また登り。
回り込んで、
着いたぁ~。
新山 標高2,236m。
こちらは外輪山ではなく、中央火口丘にあります。
ひとつ目の七高山(赤矢印)を新山から見るとこんな感じ。
来た道と違うルートで帰りましょう。
もちろん帰りも岩場ッス。
安産の神様 胎内くぐりと書かれた薄暗いトンネルへ。
中に小さな祠がありました。
安産、関係ないっしょ!とそのまま通り過ぎたのがいけなかったのか?
出口上部の岩に思い切り頭をぶつけるというバチが当たってしまいました。
マジ、痛かったぁー。
痛がっている暇はないほど岩場が続きます。
ガレ場をやり過ごした後、滑らないよう雪渓を歩き、
無事小屋に戻ってきました。
3人で小屋後ろにある大物忌神社山頂本殿にお参り。
胎内くぐりのゴツンは相当痛かったけど、無事でよかった。
5時半から夕食となりました。
食事前から売店は閉鎖し、ビール販売が中断。
ここでは食事中に飲むことができないというルール。
飲むと食べるのに時間がかかるからという理由で、さっさと食べて、スムーズに2回目の人と交代してくれという無言のプレッシャー。
事前に智加さんから食事だけはほんとスイマセン。
期待しないでくださいと言われていましたが、なんのなんのこの間の大門沢小屋に比べたら、ずっといいですよ。
鮒の甘露煮よりもサバの味噌煮の方が好きですもん。
炊き方が上手で、ご飯もすごく美味しかったし。
発泡スチロールの食器は残飯を指定場所に捨てた後、液体が入ったドラム缶の中へ。
溶かしてしまうというシステムでした。
食後に売店に声をかけ、半ば強引に缶ビールを売ってもらいました。
ほんとうは食事中に飲みたかったけど、鳥海山に乾杯!
夕陽がゆっくり落ちていくのを眺めます。
鳥海山は一粒で二度おいしい山でした。
七高山までの登山に加え、
岩場のクライミング気分が味わえる新山。
ワタスは特に後者の小屋から新山までがすごく気に入りました。
3枚ある毛布の2枚を敷き布団に、1枚を掛けて、おやすみなさい。