Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

映画「裸足のギボン」

2007年10月26日 | 映画

Photo_4 きょうは雨の中自転車で10時半からの再就職支援セミナーを受けるため、ハローワーク錦糸町に向かった。予定通り、12時終了。職業訓練や能力開発等のパンフレットをもらい、錦糸町駅横のアルカキットへ。
まずは8階の保険見直し本舗に行く。ここはいまや時の人、あの内藤大助選手のボクシングパンツに『保険見直し本舗』のロゴを入れ、いちやく有名になった。前回来た時は、ヒマそうだったカウンターも、きょうは2人いる相談員は電話中で、それが終わるのを待っているお客が私の前にも1組いた。すごいなぁー、テレビの力は…。飛び込みで無料相談をお願いし、今かけている保険を解約するか、他の保険を新規にかけるか、尋ねてみる。無料なのに、とても親身になって各社のパンフを対比し説明してくれる。来てよかった。資料をもらい検討しますとお礼を言って、次は6階へ、
前回のハローワーク帰り道に立ち寄り、いいなぁ~と思っていたカーテンをオーダーする。自宅のカーテンは、前に住んでいた人がおいていったものをそのまま使用していて、それを何回も洗濯機でガラガラ洗ったものだから、布地は薄くなり、織りの糸は抜け、数か所穴まで開きだしているのだ。出来上がりは11月5日。宅配便代を節約し、受け取りにまた来ることにした。
夜は、東京国際映画祭の共催・提携企画「コリアン・シネマ・ウィーク2007」の初日にかかる韓国映画「裸足のギボン」を見に、渋谷のオーチャードホールへ。
この映画、私の好きなシン・ヒョンジュンという男優が主演。このヒョンジュン氏、ギロッとした大きな目、太い眉、鷲鼻とかなりクセのある濃い顔で、見た目のイメージは、ちょっと怖い。しかし何年か前に韓国のエンタメ情報TV番組「セクションTV」の中で、ちょうど「裸足のギボン」撮影中のインタビューを見た。素顔の彼はとてもユーモアがあり、やさしくてかわいかったのだ。あまりに顔からくるイメージと違い、それから一気に好きになった。
今回の映画で、幼いころ熱病に罹り、40歳なのだが知能は8歳のままで止まってしまったギボンという実在の男性を演じている。シン・ヒョンジュンというと、いままでクールでワイルドな探偵、ヤクザ、悪役の将軍等、かっこいいハードボイルドな役柄がほとんどだったのだが、障害者の役を見事に演じすばらしい映画だった。コリアン・シネマ・ウィーク2007のテーマが「親子の絆」ということで、この映画は母親と息子の愛を描いている。とにかくお母さんが大好きなギボンなのである。お母さんの入れ歯代が欲しくて、練習を積んでハーフマラソン大会に出場するのだが…というストーリー。
観客も韓流大好きおばさまが友達を連れだって見に来ているのか、私の後ろでは映画だというのにいろんなシーンでいちいち、そうよねぇー、あらぁ~等声に出し反応、ちょっとうるさかった。静かに見ろっちゅーの!
ところどころで笑いがおき、また泣かせどころもあり、鼻をすする音も聞こえてきた。
映画が終わると、シン・ヒョンジュン本人がこのために来日。トークイベントが行われた。数日前に来日することを知った私はもうドキドキ。会える~、見られる~と大興奮。この時点で後方席の観客がいっせいに前方に移動した。私はというとデジタルカメラを取り出しているうちにすっかり出遅れて、前に行けなかった…。
キャー、やはりかっこいい!真っ黒なスーツに、真っ黒なシャツ。ネクタイはせずに、シャツのボタンをかなり開けている。最初立っていたのだが、リラックスして話しましょうと、舞台の前に腰かけ、必然的に男性の通訳さんも隣に腰かけ、観客からの質問を受け、それに答えるというトークショーが始まった。私も手を上げて質問したかったのだが、小心者なのでできなかった。Photo_5 みんなの質問に真摯に応え、その答えに拍手が起きた場面もあった。トークショーが終わり、彼が去った後、前方席のファンが韓国語でハッピバースデーの歌を歌い始めた。ヒョンジュン氏は28日がお誕生日なのであった。するとまた舞台に出てきてくれた。関係者サイドでケーキでも用意すればよかったのに…。でもほんとうに会えてよかった。
それで質問なんですけど、あのギボンの前歯は自分の歯だったの?それとも役のための義歯だったの?
それが知りたかったのにな…。