4/30(土)、ホテルロビーに10時集合。
メンバー全員、同じTシャツを着ています。
というのも旅行会社からツアーメンバーにTシャツが配布されました。
上には「TIBET CYCLING TOUR」とプリントされ、下にはチベット語で「お茶ごちそうしてください。」と書かれているそうです。
チベットのお坊さんの袈裟の色と同じ「あずき色」で、ツアー中はこれを着てサイクリングしましょう!と丹羽さん。
全員同じでちょっと恥ずかしいけれど、成都空港に向かいます。
空港の土産物店には、デコポンやビワがあり、おいしそう。
チェックインカウンター上の看板もよく見るとデコポン。
12:20発の飛行機は満席でした。
2時間20分の短いフライトでも機内食がでましたよ。
お箸がなくフォークだったので誠に食べ難かったですが、ピリ辛麵おいしかったです。
ラサ・ゴンカル空港に着くと、さっそく丹羽さんがゆっくり~ゆっくり~と声をかけます。
飛行機で一気に標高3,650mまで上がってしまった私達。
何をするにも普段よりはゆっくりと、走るなんてもってのほかです。
そしてチベットに入ると、やたらなところで写真を撮ってはいけないそうで、空港内は禁止とのこと。
外に出ても、撮っていいものか迷いつつ、駐車場へ。
そこにはドライバーさんが2名、女性の現地ガイドさんが1名。
現地ガイドのダジュンさんが「ようこそいらっしゃいました!」と美しい日本語で、歓迎の白いカタ(シルクのスカーフ)を一人一人にかけてくれました。
ネパールに行った時は、最後のお別れに空港でかけてもらったっけ。
今回のメンバーと向かって右側の男性が添乗員兼自転車ガイドの丹羽さんです。
丹羽さんは若い頃からもう何十回もチベットを訪れているそうで、チベット語も堪能です。
空港から車でまずはお寺に向かいました。
中に入ると私達のTシャツの色と同じあずき色の袈裟を着たお坊さんが歩いていました。
確かに同じ色だ!
ダジュンさんが仏像の説明を詳細にしてくださり、そのあまりに上手な日本語にビックリ。
ネパールにもあるマニ車。
この黄金の円筒の中に経典が入っているそうで、時計回りに回すとお経を唱えたことになるのです。
みんなでクルクル回しました。
さあ、お寺の前からいよいよサイクリングが始まります。
その前に、まずはお手洗い・・・と公衆トイレに行くと、噂の中国式トイレの洗礼を受けました。
ドアがないよー。
かろうじてお隣とはウエスト位までの仕切りがあるのみ。
穴が開いているだけで、汚物はそのまま下に溜まっているという、誠に原始的なものでした。
チベットのおばちゃん2名が使用中でしたが、通路側に顔を向けて、ウンウン唸ってるぅ~~~。
私は壁側に向かってしましたが、どっちがいいのやら?
もちろんトイレットペーパーなんてありまへん。
日本から1巻持参してきましたからねぇー。
スッキリして、サイクリングモードに入ります。
空港から追走してきたトラックの荷台から、マウンテンバイクが降ろされました。
なんとすべて新車だそうで、すごくうれしいッス。
私の相棒は黄緑と白のこの自転車。
ハンドルに付けたフロントバックが黄緑だったので、コーディネートしてみました。
実はこのフロントバック、出発日の午前中買いに行ったほどギリギリで購入。
この中にはレインウエアの上下、お菓子、トイレットペーパーが入っています。
なんとサドルには、ジェル入りふかふかのサドルカバーがかぶせてあるじゃないですか!
インナーバイクパンツも履いているので、Wでお尻にやさしい効果。
丹羽さんを先頭に、ダジュンさんが最後尾に、参加者を間に挟んで、いざサムイエへ向かってGo!