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あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

楊令伝(11巻)を読んで

2012-05-10 08:35:42 | インポート

連休は、ゆっくり休めたでしょうか?後半は天候に恵まれなかったのが残念でした。各家庭でも雨降りや荒天のため、計画していたことが予定通りできなかったという状況があったのではないかと思います。私も、栗駒山を中心に春探しをしたいと考えていたのですが、遠出はできませんでした。それでも、花を中心にたくさんの春を見つけることができましたので、フォトアルバムに写真を載せておきました。よかったら是非ご覧ください。

楊令伝(11巻)を読んで

楊令が目指そうとした国の形が見えてきました。

民のための国。そこには国王は存在せず、これまでの国のありようを超えた理想卿でもありました。たくさんの英雄たちが血を流してきた歴史の先に、これまでと同じような国はつくりたくない。梁山泊の志を形あるものにするために、楊令は頭領として理想の国づくりを進めていきます。

岳飛、張俊、李富もそれぞれの国のありようを模索し続けます。対立や戦いを通しながら、志を形にする物語がこれからも展開しそうです。

特に印象的だったのは、楊令と西夏の西に勢力をもつ耶立大石との会話の場面です。楊令は、交易を通して国を富ませ、安い税で民が豊かに暮らせる国づくりを進めています。そのためには、梁山泊から中近東などの西域につながる交易の道(シルクロード)をつくり、安全に物資が流通できるようにすることが必要です。そのルートを確保するために、楊令は自ら商隊を護衛し、耶立大石と会うことになります。

………

「楊令殿は、梁山泊の王ではないか」

「俺は、王ではありません。俺の仕事は、梁山泊が流した血が、無駄にならない国を作るということですよ。そこまでが自分の仕事だと思っています」

「帝になってくれ、と言われたら?」

「国づくりの、頭領にはなりました」

「だから、帝として選ばれたら?」

「消えます。ただ、帝がいてもいなくてもいい国を、作り上げてから」

「いいのだろうか、そんなことを言って?」

「そういう国ができると、本気で考えているのは、俺ひとりかもしれない。できればいいとか、目指すベきだ、と考えている者は多くいますが。だから、俺の言うことは、幻のようなものでもあるのです。志が生み出した、谺(こだま)と言っていいのかもしれない」

………

理想としての国のありようがどんなものなのか。志が生み出した、谺が、どんな形となるのか、次号が楽しみです。

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雨も 天の恵み?

2012-05-03 10:22:04 | インポート

今日は、朝から強風混じりの雨降りです。昨日の夕方から降り始めましたので、かなりの降水量になりそうです。この雨を見越して、昨日は野菜の種まきをしました。風も強く雨の量も多かったので、畑の状態が心配になりますが、恵みの雨となってくれるのではないかと思います。

大型連休も、今日から後半のスタートです。屋外での行事を計画している家庭では、この雨にがっかりしているかもしれません。その意味では恵みの雨とは言えないのかもしれませんね。でも幸い、天気は持ち直す方向にあるようですので、4日・5日は青空がもどってくれそうです。

我が家でも、川崎市で暮らす三女のもとに、連休を利用して長女と次女が出かけて行きました。あいにく三女は勤務の関係で休みはとれないようですが、夜には姉妹3人でにぎやかなひとときを過ごすことになりそうです。社会人になって一カ月が過ぎ、少しは仕事にも慣れてきた三女ですが、疲れもたまっているようです。3人で語り合うことが、何よりのリフレッシュになるのではないかと思います。

私自身も、連休後に再度川崎方面に出かける予定です。その際には、娘と会い、かって住んでいたところを散策してみたいと考えています。思い出探しの小旅行になりそうです。

連休中は、妻と春探しをしたいと思っています。春のまんなかを歩きながら、五官で一つ一つの春を実感したいと考えています。外にある春を 内にもさわやかに感じ取ることができたらいいですね。

心身ともにリフレッシュできる 連休でありますように!

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今 春のまんなか です!

2012-05-02 18:44:22 | インポート

桜は散り始めましたが、つぼみだった梨、八重桜、シャクナゲ、バタンキョウ(スモモの仲間)の花も咲き始めました。もう少しで、ヒメリンゴの花も咲きそうです。

庭の一画で、タンポポの黄色い花に混じって、白い花を見つけました。花のつくりも葉の形もタンポポなので、シロバナタンポポの一種かなと思いました。

花の下やそばに立つと、花のかおりに包まれます。特にパタンキョウの白い花には、あまく上品なかおりがありました。

畑では、菜の花が咲いています。コマツナがそのまま大きくなって黄色い花を咲かせたものです。

五官を通して春を感じるこのごろです。心地よい風まで体をさわやかに包んでくれます。いいものですね、春って……。 春のまんなかに 今、 立っているのかもしれませんね。

レオ・レオニの絵本に登場する 色や光や言葉を集めたフレデリックのように、春が通りすぎる前に、たくさんの春を五官で味わいながら集めておきたいと思います。

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