青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

アカヤシオ咲く 鳴虫山へ コロナにも出会う

2021年04月21日 17時54分07秒 | 同上 (山歩き)

4月19日(月)

日光に来た。

 

▲ 日光市内の上鉢石駐車場へ8:20AM

無料の市営駐車場。前泊の道の駅から朝食後、20分ほどで移動してきた。

 

ここから市内を歩いて15分で登山口へ。

▲ 鳴虫山登山口 8:40AM

山の名前の由来は、「この山に雲がかかると雨になる」という地元の言い伝えから。

今日は雲がかかってないから、大丈夫だぞ(^^)。

 

 

▲ 杉林がずっと続く

日光はなんたって杉だよな。

 

 

▲ 神ノ主山(こうのすやま)山頂を経る

右手に日光市内の町並みと背後の山並みがのぞく。

 

 

▲ 雪を抱く女峰山(にょほうさん)2483m

日光三山(男体山、太郎山、女峰山)の一つ。

日帰り登山は・・もう無理だろうな。

 

尾根道を進むと、おっつ出てきた!

 

▲ アカヤシオだ

「アカヤシオツツジ科ツツジ属ヤシオツツジの一種です。ヤシオツツジには、アカヤシオシロヤシオムラサキヤシオの3種類があって、花の色で区別がつきます。アカヤシオはその名の通り花が赤い色をしたヤシオツツジですが、ポピュラーなミツバツツジと比べると、花がやや白みがかった淡いピンク色をしています。」

どう勉強になった? ツツジ科はややこしい。

さらに、ヤシオ(八汐)とは何度も染めあげた美しい色という意味。それにアカヤシオは栃木の県花。

 

 

▲ 上を見上げると

青い空に咲き誇るアカヤシオ。

 

 

▲ 日光連山の山並みを背景に

ちなみに左端の白い山が女峰山。

 

鳴虫山の頂上までは、ずっと尾根道だが、この尾根がアップダウンを繰り返してちとやっかい。

 

▲ しかも、尾根道は根がグジャグジャと浮き出ていて、これも面倒。

すぐ下に岩盤があるのだろう。

 

 

▲ 傾斜が緩やかになり、今度こそ頂上かな

 

 

 

▲ 鳴虫山山頂1104m にとーちゃこ。11:13AM

樹々がまだ葉をつけてなくて、視界はそう悪くはない。

 

 

▲ が、かなり密だよ。

平日だから、ご同輩がほとんどで。

 

さっそく、アカヤシオの花が垂れ下がっていてお出迎え。

▲ 二輪だけ。

左側が右側ばかり見ていて(そよ風で)

おい、仲が良いのは分かったから、こっちを向いてくれよ

 

 

▲ ハイ、並んで挨拶をしてくれたよ。

 

 

 

▲ 日光連山の見える北側の視界が開けていて

ここに座ってランチとしよう。

 

 

▲ ランチといっても、ツナマヨの寿司だけど

これに、鶏肉のオニギリ1個を追加して。はい美味しくいただいた。

気温は12度Cで寒くもなく、そよ風に心がそよぎながら、いい心持ち。

春山はいいね。

 

40分ほど頂上に滞在後、下山しよう。(みなさんも殆どいなくなっていた)

 

▲ 急な階段を降りる。

合峰、独標を経るこの下りの方が、斜度はあってアップダウンもあるから、周回コースでも逆回りはたいへんだと思うよ。

 

 

▲ カタクリの花

カタクリの花は、往復路でポツポツと見れた。

三毳山(みかもやま)でのカタクリ群生を見た後、群生が常かと思ったがそうでもないようだ。

 

 

▲ 下りでもまたアカヤシオ。

結局、アカヤシオはふもとには無くて山頂近くにだけあるようだ。

 

 

 

▲ アカヤシオの尾根道は、上がったり下りたりして

 

 

 

▲ 時折、上を見上げて

太陽が正中になって、眩しく

 

▲ アカヤシオが、ますます輝く

 

 

それでも

▲ 見納めの時がきて

ここらへんまでだろうな。

ありがとう。

またいつかね。

 

 

▲ 樹々の合間から

あのどっしりした山は、男体山 2486mだな。

中禅寺湖湖畔から、ほぼ直登の山だった。

 

鳴虫山のほぼ麓(ふもと)近くまで下りて来た時、

な、なんだ?!

▲ この面妖な球体は?

 

 

 

▲ 球体の数は増えてきて・・

突起物があるから、これもコロナか?!

 

 

▲ わーっつ、コ、コロナー

が降ってきた!

 

 

▲ 襲われるー!

降参ですう!

 

 

▲ その数は増々増え続けて・・

 

 

 

▲ ミツマタの樹になったとさ。

ミツマタは、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分かれるために「ミツマタ」と名付けられた(最初の写真ね)。しかもミツマタは縁起の良い吉兆の草とされ「幸草(サキクサ)」と呼ばれた。コロナなんかじゃなくて逆だよ。その最も古い用例では万葉歌人・柿本人麻呂の和歌に、

春されば まず三枝(さきくさ)の幸(さき)くあれば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹(わぎも) 『万葉集』

(春になればまず先に咲く「サキ」クサのように「幸〔さき〕」く、つつが無くあることが出来たならば、のちにまた会いましょう。恋しがらないでください、わが愛しい人よ)

と歌われている。

ま、一般的には和紙の原料として知られているね。

 

 

さて、ふもとに下りてきた。

憾満ヶ淵(かんまんがふち)に沿って歩くと、

▲ お地蔵さんが並ぶ

手前のお地蔵さんは、可哀想に崩れてしまっているが

 

 

▲ ずっと並ぶお地蔵さん

数えるたびに数が違うといわれることから化地蔵(ばけじぞう)とよばれる約70体の地蔵群だ。

いくらなんでも化け地蔵はひどいではないか。並び地蔵だ。

 

 

 

▲ 並び地蔵の前の川・憾満ヶ淵だ。

淵の水が青い。

 

川に沿って歩くと、

▲ オオッ、これは

 

 

▲ ミツバツツジ

これも葉先が三つに分かれていることから、その呼称で。

アカヤシオに似ているが、ミツバツツジは紫色がもう少し濃いか。

今、深田久弥終焉の地、茅ヶ岳で萌えているようだ。

 

 

上鉢石駐車場に戻って15:00PM、そこから日光宇都宮道路に乗って、宇都宮ICで下りて

▲ 道の駅・うつのみやろまんちっく村へ戻ってきた。

何がロマンチックなのか知らないが、この道の駅には日帰り湯が併設されていて車中泊ヤロウには便利。

 

 

▲ 昨晩に引き続いて、今晩も天然温泉あぐり のお世話になる。

広い露天風呂がよろし。510円。

 

 

▲ 夕食はローソンで調達した「濃厚ビーフシチュー」で。

本来なら、日光だから、ゆば料理、塩ようかんを食べて、日光東照宮を見て、いやあ中禅寺湖まで足を伸ばして等々、することいっぱいの当地だが。今はコロナ禍、緊急事態。もう山も登ったし、アカヤシオも見れたし、明日はこのまま帰ろう。

 

ここは