青い空とわたし

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乳頭山に登る~そこでは東北の山々が全部見えた!

2020年10月20日 06時00分00秒 | 同上 (山歩き)

10月16日(金)

 

乳頭山は別名、烏帽子岳。烏帽子の形状をしているからだろう。

あの頂上から見た東北の山々のパノラマ。ぜ~んぶ見えた!!

 

~・~・~・~・~・~・~・~・

 

 

▲ 休暇村前の駐車場での朝

よしっ、晴れだ。7時10分に出発。

 

10分ほど歩いて、

▲ 大釜温泉の左横の登山口を進む。

往路は「一本松コース」だ。

 

 

▲ 孫六温泉の前を過ぎる。

湯けむりでモコモコだ。

まもなく昨日入った黒湯温泉の裏手を過ぎて

 

 

▲ 沢沿いの道を行く。

 

一本松コースの中頃まで上がってくると

 

▲ 右手に、一本松温泉たっこの湯がある。

河原の自然湯だ。深さは30cmぐらい。温度はちょうどよさそうだった。

しかし、今こんなとこで浸かっていたら、風邪をひく。夏ならいいかも。

 

 

▲ 紅葉樹林帯がしばらく続く。

しかし、登山者はボク以外に出会わず、熊に出会うリスクがあると思い、ストックを叩き合わせて音を出しながら登る。

しばらくすると、誰かがウオーツと鳴き声をしながら上がってくるアホがいた。

外人だ。「なんのつもりや?」と彼が追い抜くとき尋ねると、「ガイドが鳴き声をするといいよと言われた」

OK,OK you re doing intentionally ね。

 

 

▲ さらに登ると、樹林帯はなくなり、霜がずっと白く降りていた。

 

▲ おお、乳頭山の頂上らしきものが見えてきた!

 

 

▲ あの切っ先が頂上だろう。

もうすぐだ。

 

 

▲ 頂上にまたあのにーさんが立っている。

ブーン、ブーン・・ おかしいな虫の羽音?

ああ、おそらくにーさん、あそこでドローンを飛ばしているのだろう。

 

▲ 乳頭山とーちゃこ。10:00AM

秋田県は乳頭山、宮城県は烏帽子岳と呼称する。

 

 

▲ あのにーさん、やはりドローン(赤丸)を飛ばしていた。

ツレらしい日本女性と、二人だけしか頂上にはいない。

このにーさん、えらくここら辺の山に詳しい。あの山は何で、この山はあれで・・と教えてくれた。

あんた何人?なんで知ってるの?と尋ねると、アメリカ人で岩手で外人観光客向けの雇われガイドを2年間やっている。ただコロナで今は無職みたいなものだと。Ah,ha, you ARE the guide who tells the bear trick. Poore cusutomer. あんたがアホなクマ除け術を教えるガイドなのね、と言ってやった。英語が上手そうだけど、あんたは何をやっているの?と聞くから、I'm  free man. No need to work.  とふざけて言ったら笑われた。これ、奴隷解放された黒人が言うせりふ。こんなことふざけて米国で言ったらとんでもないことになるよ。

 

 

▲ ポーズをとるにーさん。それを撮るツレのかた。

アメリカの国立公園みたいだわよ、とか言っていた。確かに、少しだけど。

 

 

▲ このにーさん、次に自撮りで写真(動画)を撮りながら、なんか説明ナレーションを入れていた。

何やってんの、と聞くと

Youtube で GoNorth Japan というのをやっているんだって。

今先ほど検索してみたら、コレだ。

ドローンは空撮のためだった。

まだこの日の乳頭山紹介レポは入っていない。

編集後レポされるかも。したらSoraも出てくるかな、まじいな(笑)

彼の Youtube 見てやってください。

それに、このあたりで彼のお勧めは、千沼ヶ原とゴカショウガハラ?とか言っていたな。

 

日米交流を終えて、山の同定に着手。

 

北西から時計回りで

▲ 八幡平はやはり、平だねえ。

 

北 方向

▲ 三日前に登った三ッ石山が見えるんだよなあ。

ズームすれば

 

▲ ほれ、あの頂上の三つの岩塊が。

誰か岩の上でバンザイしていないかなあ(笑)。

 

北東は

▲ 岩手山ね。

 

さらに右に回って東には

▲ ここから、秋田駒ヶ岳へ縦走するとき通る稜線と山

下の笹原の緑がきれいだ。

 

南の方向には

▲ 秋田駒ヶ岳と、初め雲海かと見間違えた田沢湖

さて、この秋田駒ヶ岳だが、あのにーさんはこれを鳥海山だと教えてくれたと思うが・・

えらく近くに鳥海山が見えるもんだ、と感心したが。今調べてみるとどうも方位、距離が合わない。

ズームすると

 

▲ 秋田駒ヶ岳だ。

駒ヶ岳も紅葉は終わっているようだ。

 

 

▲ その駒ヶ岳の右背後にシルエットが見えるのが、鳥海山だと思う。

月山の可能性もあるが、月山は秋田駒ヶ岳の背後に隠れていると思う。

 

自分の登った山(茶臼岳以外)の同定作業を終えて、昼食だ。

▲ ジャーン、きょうは手作りだ。

朝出発前に、ブドウ入りトーストに、ベーコンと焼き卵を挟んできた。

どうだ! やればできるのだ!

 

▲ 頂上の気温は10度弱。無風。

 

頂上には結局1時間ほどいて

▲ 下山開始。11時05分。

 

 

▲ ドライフラワー

これでも、持ち帰ってはいけない。

 

復路は、蟹場コースで。

▲ 田代平山荘を通り過ぎる

無人だと思う。

 

 

▲ 高層湿原の田代平を過ぎる。

 

湿原を過ぎると、紅葉樹林帯に入った。

▲ この樹林帯が長く続き、なかなか蟹場分岐の目印が出てこない。

道を間違えた?

分岐を見過ごしたかな? 

不安になる。下山してから誰にも出会わないし・・

スマホで「現在地点」と検索すると、Google地図上に現在地の印が示された。こういうスマホの使い方は初めて。

それによると、蟹場分岐はもう少し先のようだ。ホッとする。

 

 

▲ 出てきた。

ここが分岐点で左へ行けばオーライ。

「遭難注意」か。やっぱりボクと同じように迷うヤツがいるのだろうよ。

 

 

▲ はい、大釜温泉の登山口まで戻ってきた。

良かった、良くやった。

 

 

▲ 駐車場に戻る。13:40PM 6時間半ほどの山行。

休憩後、風呂に行く。

他の温泉へとも考えたが、日帰り湯は2時とか3時とかまでで早い。

なので5時まで日帰り湯OKの、休暇村だな。

2度目なので、少し詳しく紹介。

▲ 入口(左)と脱衣場(右)

ドライヤーも体重計も冷水もちゃんとあるよ。休暇村だからクオリティは保たれている。

 

 

▲ 先ずは内湯。ガラスの下側半分がコロナ対策で開放されている。これがちと寒いが、しょうがない。

シャワーはもちろんある。たしか、ボディソープのほか、シャンプーとリンスも別々にあった。

 

右奥から、露天風呂へ通じる。

 

 

▲ 露天風呂

ブナの樹に囲まれていて、いい自然の感じだった。これがもう少しすれば紅葉する。

さっきから、浴客ばかり眺めているあなた。

これ、どうやって撮ったかだって?

ホームページからだよ。

 

ゆっくり、体を温めたあと。

 

乳頭温泉を出発!

盛岡市まで走って、東北道に再びのった。