あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

久々に花を撮る

2012-01-16 23:19:13 | 日々のこと


なかなかこうも寒いとなかなかカメラをぱっと出せなくなっちゃいそう。

というわけで久々にお花。

しんとした夜の空気。それでもしっかりと咲いてる。

さて、日々撮るべし。
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三連休の最後の日

2012-01-15 23:45:17 | 日々のこと
一昨日はNewYearSelection2012のクロージング。

昨日はまったり楽しい時間。

今日は第三舞台の大千秋楽。

満足~。
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New Year Selection 2011>2012で変わったところ

2012-01-14 23:52:22 | あおひー写真
ギャラリーアートポイントでのNew Year Selectionに参加したのは去年に引き続き2回目。

というわけで前回の2011と2012で変わったところを書き留めておきたいと思います。

1.参加作家名のホームページ掲載

やはり参加しているという実感が欲しいし、来場される方も気になるところ。

昨年は展示が終了してから結果発表とともに掲載というタイミングでした。

ちなみに参加作家は以下のとおり。

相賀翔太、青木智、あおひー、浅野あかね、アナグマ、安藤ニキ、池田高広、伊沢三千代、一條おろち、一戸葵、イトウチエ、伊野口景太、井龍ひとみ、大内裕子、熊谷香里、くらちなつき、黒田かおり、神戸博喜、小池輝政、佐野要三、志立知、下川智華、高岡暁、高橋夏代、タナカミチエ、坪木敦美、都守太朗、内藤亜澄、中田有紀、縫ミチヨ、根本尚史、野口洋二、野田ゆり子、野村佳介、花、原花菜子、春菜、はやしすみこ、福井公子、福田直子、松田絵梨子、眞野丘秋、みやながなお、村上香、森戸麻里未、矢倉屋佳弥、八ツ田智美、谷中美佳子、柳哲也、山口新、山口直久、山本恵海、吉田嘉名、吉田未来、頼高純音、ashiday & 古屋育子、JM、KEN-TARO、Masaki SAKAI、Taku Yamada
(50音順)


2.頂いたコメントの受け渡し


今年は壁面にこのような形で各作家へのコメントがまとめられました。

去年は手渡しだったのです。

これはスマートだし、クリップの色もカラフルで見てて楽しい。


3.参加作家が去年とは違う

もちろん引き続き出品する作家もいるのですが(まあ、わたしもそうなんですが)、オーナーがホームページなどを見て声をかけて参加が決まった作家さんがいたこと。

だからでしょうか?

60点の作品はどれも個性があり似ているものがひとつとしてなかったこと。

全体を見渡して去年とは雰囲気が違うんですよね。とてもよい展示だったと思います。

投票されているひとが選ぶのにかなり時間をかけて真剣なひとが多かったように思います。


という具合に昨年よりも着実によくなっています。

来年はさらによくなることを期待していますよ!
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New Year Selection 2012、来場者投票一位となりました!

2012-01-13 23:13:10 | あおひー写真
New Year Selection 2012は本日、終了。

クロージングパーティが開催されている間も投票は続いてて、19時をまわってようやく順位発表。

第4位 柳哲也さん 

第3位 山口新さん

第2位 谷中美佳子さん

第1位 あおひー

というわけで、1位となりました。

投票していただきました皆様、本当にありがとうございました!


「見立龍燈」

さて、今回の作品はこちら。

はて、なんでしょうか?

正解は川。

暗渠のところの遊歩道に沿って流れる川を夜に撮ったもの。

緑がかってみえるのはおそらく蛍光灯の光から。

一番上の光は川ではなく遊歩道の常夜灯のようなもの。

去年は色味で勝負してたので今回は違うのがやりたかったのです。

今回ももちろん撮影時に撮ったままの状態で後処理は一切なし。そのまま出力するというスタイルは一貫しております。

一位というすばらしい結果となって本当に嬉しいです。

ありがとうございました!!
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New Year Selection 2012に参加しています!

2012-01-12 22:52:56 | あおひー写真

New Year Selection 2012
50 Artists Exhibition -来場者の投票による大賞展-

2011年1月6日(金)~1月13日(金)12:30-19:30 ※1/8(日)休廊 1/9(祝・月)最終日1/13(金)は18:00まで
※Closing Party 1/13(金) 17:00~
会場:ギャラリーアートポイント



50人の作家が1点ずつ出品し、来場者による投票で大賞を決めるというものです。
あおひーは新作1点を出品します。

見ていただいて気に入って頂けましたら、清き一票をお願いいたします。
※しばらくはこのエントリーをTOPにします。最新の記事はひとつ下のエントリーとなります。
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あと1日

2012-01-12 22:52:40 | あおひー写真
さて、NewYearSelection2012も残すところあと1日。

今日も寒い中、なんと40人以上の方にご来場頂きました。

本当にありがとうございます。

実は今回のグループ展、昨年の個展並みに足を運んでいます。

初日に行けなかった以外は今のところ毎日行けております。

やはり来てくれたひとに説明出来るのはうれしいこと。

明日のクロージングパーティで投票結果が出ます。

それまではわくわくどきどきんま宙ぶらりんな感じなんだろうなあ。

さて、注意です。

TOPにも書きましたが、明日は17時からクロージングパーティが開催されるため、投票出来るのはおそらく18時くらいまでになると思われます。

ですがパーティが始まってしまうとおそらくひとつひとつの作品と時間をかけてじっくりと向き合うことは適わないので、出来れば17時よりも前に来て頂くのがよろしいかと思います。

あと1日。

明日、あおひーはずっと在廊する予定です。

皆様、よろしくお願いいたします!
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JR東日本:Suica>ミニストップ×Suicaでお買い物キャンペーン

2012-01-11 22:49:45 | Suicaなペンギンくん

JR東日本:Suica>ミニストップ×Suicaでお買い物キャンペーンが昨日からスタートしています!

http://www.jreast.co.jp/suica/campaign/ministop2012/index.html


早速、ミニストップに行ってみたところポスターがありました!


うーん、なんともリラックスしたペンギンくん。

ほんと暖かそう~。


<ご利用期間>
2012年1月10日(火)~1月30日(月)
上記期間内のエントリーが必要です。

<キャンペーン概要>
キャンペーンサイトよりSuicaID番号を登録し、期間中に対象のミニストップにて登録したSuicaで100円(税込)以上のお買い物を3回すると、抽選でSuicaのペンギングッズ等が当たります。
お買い物3回で一口、6回で二口の応募となります。

<商品>
一等 ペンギン電気ケトル
二等 ペンギンウォールマグ
三等 ペンギングッズ詰め合わせ&ミニストップオリジナル「M's STYLE COFFEE」無料券(3枚)


やはり一等の電気ケトルが気になるところ~。マグも捨てがたい。

さてさて、しばらくはミニストップでお買い物するようにしたいと思います~。
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ジャン=ミシェル オトニエル:マイウェイ(原美術館)

2012-01-10 22:38:53 | アート系

入口入ってすぐにこのタイトル!

今回の展示は常設作品以外のオトニエルの展示については写真撮影OKという太っ腹なもの。

というわけで説明は極力少なく。


こんなベッドで寝てみたいものですね。カラフルなガラスと銀色のリングのフレームが印象的。「わたしのベッド」。


窓からの降り注ぐ光を浴びる「秘密の箱」。何が入っているんだろう?


階段を上がったところにはその名も「黒は美しい」。これもムラーノガラス。一見してマテリアルがわかりませんでした。建築との調和もばっちりです。


「涙」

マトリョーシカみたいなフォルムのガラスの中にはカラフルなガラスたち。

見る箇所によって見え方が変わってくるので撮ってると止まらなくなりますね。


壁に映る光。さざめくかのよう。


「自立する大きな結び目」

このオブジェに当たる光が反射して映っていたのです。


ファロス的イメージ?


かと思うとおっぱいモチーフ。

カメラが必須な展示です。

とにかく理屈抜きで誰が見ても楽しめる内容です。

外にあったオブジェがライトアップされたのも見たいので水曜日に再訪したいところです。

3/11まで。
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展示3日目

2012-01-09 22:53:49 | あおひー写真
昨日は休廊。一日おいての展示再開。

12時半のスタート時点ではまだほんの一人、二人でちょっと心配だったのです。

ところがその後は一時的にですが会場に10人以上のひとがいることが何回もありました。

ほんと有難いことです。

今日は知人が数多く来てくれてほんと心強かったです。

お土産をどうもありがとうございます。

丁寧な感想をはがきに書いてもらってたのは作家としてはとても嬉しいことです。

そして、この貴重な時間を費やしてこの場所に来て頂けたことに何よりも感謝いたします。

皆様、本当にありがとうございます。

なるべくお一人お一人解説して差し上げたかったのですが、どうしても混んでしまってそのことが適わないこともありました。

どうぞ、ご容赦ください。

なんだか多くのひととお話出来て、まるで個展みたいな気分でした。

さて、作品の画像はまだ公開しませんが、タイトルだけは出してみたいと思います。

「見立龍燈」

これが今回のタイトルです。

写っているものがなんなのかは展示最終日、もしくは会場であおひーを捕まえて聞いてみてください。

あと4日間ありますので皆様、よろしくお願いいたします!
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青い日記帳企画「ザ・ベスト・オブ山種コレクション展」山館長トークショー

2012-01-08 23:20:15 | アート系
1/3からスタートした「ザ・ベスト・オブ山種コレクション展」の後期展示。

前期とは総入替となる内容。

いつもお世話になっている青い日記帳のTakさん( @taktwi )の企画で山館長のトークショーが開催されることになったのです。

というわけで早速行って参りました。

17:15から山館長のトークがスタート。

参加者はおそらく100人程度?相当の人数でなかなかリアルタイムではその作品がしっかりとはみられないくらい。

大盛況でありました。

聞き取れない部分もあったので書き留めることの出来た部分だけチョイス。


小林古径の「静物」は古径が唯一描いた油絵。

佐伯祐三の作品には外でスケッチしててゴミが入ってるのだそう。

川井玉堂の「早乙女」は山崎館長が大好きだとのこと。

奥村土牛は38才で初めて日展に入選。館長の祖父である山種二は無名だった土牛を援助していて、山種美術館には135点が所蔵されている。

土牛の「醍醐」の桜のピンクは「綿臙脂(わたえんじ)」という今ではつくられていないカイガラ虫の死骸をすりつぶした絵の具を使ってるのだそう。

速水御舟「翠苔芝芝」。この絵には謎がいっぱい。紫陽花の花のひび割れた描写は「薬を混ぜた?」「重曹を使った?」「卵白?」などなど諸説あるのだとのこと。また、枇杷についても日本がにはないオレンジなのでこれも謎とされる。

東山魁夷「満ち来る潮」の銀色のはプラチナ。銀だと酸化して黒くなる。岩は絵の具をフライパンで焼いて黒くしてるのだとか。

塩田平八郎「牡丹」は裏箔と裏彩色を施しているのだそう。

加山又造に依頼した陶板のレリーフ(入口入って向かいの階段の上)は設置されるまでは保管されていて、又造にとって初の陶作だったこともあり、歪んでいたのをパズルのように組み立てたのだそう。

平山郁夫は薄く塗って乾かして、薄く塗って乾かしての繰り返しをやってるので剥落しないのだそう。

御舟の「桃花」は大正期、中国の花鳥画がブームだった時期、長女の初節句のために描かれたのだそう。

御舟の「炎舞」の背景の紫(印刷だときちんと出ない)はものすごくうす塗りで絵の具の厚みがほとんどない。御舟をして、二度と出せない色なのだそう。


ざっくりとこんな感じでしょうか。

トークは50分、皆とても熱心に聞き入っておりました。また、メモを取ってるひとが多かったように思います。

「ザ・ベスト・オブ山種コレクション展」の後期展示は2/5まで。

↓これ、おいしかった~。

「ザ・ベスト・オブ山種コレクション」特製和菓子。

こちらは東山魁夷「満ち来る潮」をイメージした和菓子「波しぶき」。初めていただいたのですが、風合いもお味もとてもよかったです。

この他に東山魁夷「年暮る」、川井玉堂「早乙女」、奥村土牛「醍醐」をイメージした和菓子と舞扇なる山種美術館創立45周年を祝う特製のお菓子がありました。

こちらもおすすめです~。

<参考記事>
ザ・ベスト・オブ・山種コレクション【前期展示】(山種美術館)
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展示2日目、終了

2012-01-07 21:21:32 | あおひー写真
今日でNew Year Selection 2012の2日目が終了。

本日は結局、スタートからラストまで7時間フルで在廊していました。

今後の在廊スケジュールをお知らせしておきますね。

あおひー在廊予定

○1/9(祝・月)12:30~16:00頃まで
△1/10(火)18時半以降行けるかどうか
△1/11(水)18時半以降行けるかどうか
△1/12(木)18時半以降行けるかどうか
○1/13(金)12:30~終了まで。クロージングパーティーにも出席いたします。

今日は土曜日ということもあって50人以上の方が来られて熱心に投票されていました。

知人も何人か来てくれて楽しいひと時を過ごせました。

あと、今日からアートポイントのTOPページにNew Year Selection 2012の参加作家の一覧が掲載されました。

http://www.art-point.jp/

やはりイメージ画像だけでなくって誰が出ているか分かるほうがいいですよね。

なんと60名が参加しています。

会場は去年ともまた雰囲気が違っててやはり参加する作家によって変化するのだなあと実感。

もっとも同じ作家だからといって同じ作風で出してるかというとそうでなかったりもするので、そういう変化をチェックするのも楽しかったりします。

わたしの作品は昨年のとはちょっと変わったかなあと思います。

さてさて、このブログのTOPに赤字ででかでかと書きましたが明日は休廊です。

展示は明後日からまた再開します。

あと5日間ありますのでよろしくお願いいたします!
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今年のカレンダー

2012-01-06 23:02:48 | アート系

じゃーん!

今年のカレンダーです。

先日、頂いた出光のカレンダー


だーれだ?

そう、出光といえば、、、


やっぱり、仙です!

このヤギ+スフィンクスみたいなルックスの龍!

何度、見ても笑ってしまいます。

笑う門には福来る!!


<関連記事>
仙・センガイ・SENGAI ー禅画にあそぶー(出光美術館)
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展示の始まる前に

2012-01-05 23:55:17 | あおひー写真
明日から展示がスタートするのでアートポイントに行ってきました。

搬入さえ済ましてしまえば後は画廊で作品の展示作業はやってもらえる。

でも、実際にひとに見てもらう状態を手放しにはしたくない。

だから、これまでも作品の設営作業をやってもらう展示については必ず、展示公開の前にチェックするようにしてるのです。

特にフォトアクリルだと作品の取り扱いを慎重にせざるを得ません。

今日は行って正解でした。

自分の作品の設営は自ら行うことも出来ましたしキャプションについてもリテイクすることが出来たから。

さあ、誰もいなくなった会場で自作を見て明日の来客の光景を想像してみる。

お客さんがたくさん来ますように。



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松井冬子展「世界中の子と友達になれる」(横浜美術館)

2012-01-04 21:07:56 | アート系

松井冬子展「世界中の子と友達になれる」に行ってきました。

正直、あの空間を埋めるだけの点数があるのか?それが気がかりだったのです。

でも、ちゃんと100点以上もの作品が展示されていて、構成もなんと9章まで。

入口のところでリストを見てびっくりしたというわけです。

そして、キャプションは松井自身によるものだとのこと。


第1章 受難と自殺

絶え間なく断片の衝突は失敗する

もやっとした澱のような山。

手前に髪と人の肌みたいなものが見えるが特定は出来ない。

解決のない状況を提示されてもやもやとしてしまう。

もっと明瞭であればという望みは決して適わない。

そんな遥か向こうにあるもの。


呼鈴

これはもっと近くで見たかったです。

かなり暗いトーンで黒っぽい。

手前にその対極ともいえる明瞭なピンクの桜の花びらがいくつか舞う。

子宮回帰云々とあったがその意図するところはちょっと微妙。

女性だとまた感想が異なるであろうか?



第2章 幽霊

思考螺旋

逆さになった長い髪。

ただただ圧巻。

キャプションにあったようにこんなのが天井を走ってたら怖いだろうに。

幽霊を感じさせるがほぼ髪だけの描写で魅せてしまう。


第3章 世界中の子と友達になれる

世界中の子と友達になれる

冒頭のチラシに登場していた作品。

藤の花がきれいと思ってよーくみ見ているとそのぶら下がった下が蜂であることにびっくりする。

左に少女、右にゆりかご。成長の変容?

だとすると藤から蜂への変容とはなんだろう?

実現不可能なこのタイトル自身が抱えたものなのだろうか。

章になっているだけあって本作の下絵が充実。

やはりと思ったのが画面における少女とゆりかごの位置。

ちゃんとパターンを試されていました。



第4章 部位

このコーナーは習作や下絵を中心とした構成。

「遊蟲図」のための下図

これ、完成したのを見てないのでどうなったのかが気になります。

クワガタとその向こうの蝶。

どことなく本気でやり合うのではなく戯れている感じが出ているんですよね。




確かチャリティに出してた?団扇。

木の団扇に黒の細い墨線で描かれた髪は異様。

ちょっと柳のようにも見える。


構想

椅子にかけた女性が体を開いて臓物を出している。

ただし、紙に鉛筆なので色彩のない状態だと生っぽくはない。

印象がだいぶ異なるのですよね。



第5章 腑分

腑分図:乳児 前面

タイトル見て何て悪趣味なんだろうと思ったら、想像を超えてて唖然!

なんと羽が生えてる!

でキャプションを見たら、「天使の解剖を描いた。」なんて書いてある。


第6章 鏡面

従順と無垢の更新

これ、今回一番衝撃だったかも。

木、臓物、雲などいろいろなものに近い感じはするのですが、ここまでくるともうほとんどオリジナルの造形みたいなもの。

左右対称のこの何者かは妙なことにスプレーで描くグラフィティの文字なんかにもちょっと通じるかのよう。

花を描いたときに臓器とボーダーレスになる予感はあったけどもまさかここまで突き抜けるとは。


この疾患を治療させるために破壊する

夜中の千鳥ヶ淵の桜。

お堀に映る桜と同じようでいて、微妙に異なる実像と虚像。

何度見てもくらくらします。



第7章 九相図

今回、3点の新作が公開されました。「浄相の持続」とほぼ同じ構図でその後が描かれていました。

應声は体を去らない

一瞬、植物に人物にかかる白いのは雪だと見えました。いえ、ウジなのです。

でも、これはもっと丁寧に描いて欲しかった。蠢いてる感じはちょっと薄いように思いました。

肉体が生命によって還元されていくシーンの始まり。


転換を繋ぎ合わせる

骨になってがらんどうの眼窩を蛇がくぐりぬけている。もう、虫などが喰らうところはない。

ただ静かに横たわる骸骨の全身。


四肢の統一

ついには頭蓋骨と背骨のみ。

脊椎動物の生命の進化と細胞分裂からの成長過程でのアナロジーにかけているのか?

月が静かに見つめてる。



第8章 ナルシシズム


ナルキッソス

植物の絵画ですがやはり異様です。

朽ちつつあるかなのか?もちろん普通の形の花もあるものの、花びらの変形して開いた様が妖しく目につのです。

花びらの揺らめく様が炎のようにチロチロと。



第9章 彼岸

喪の寄り道

いつもの女が裸で倒れてて臓器が出ちゃってるってモチーフは変わらないものの、曲線の描写に見とれる作品でした。

桜の木の上のほうは枝が上方目指してゆらゆらと炎のように。

右奥へと伸びる黒っぽい雲のようなものは流水っぽいフォルムながらも独特で特徴がある。


生まれる

出口のすぐ隣に展示されていた小品。

ヤゴから脱皮してるとんぼ。

よいしょって感じで前向きでとてもよし。

どろどろとした作品ばかりを見た後のデザートというところでしょうか。

とても清々しい気持ちに戻れました。



横浜美術館の前にある土地は現在工事中。

工事の仕切の壁にはこんな風にアーティストの言葉が掲載されています。

もちろん、松井さんの言葉も。

3/18まで。


<関連記事>
松井冬子について(成山画廊)
松井冬子/Narcissus(成山画廊)
「日本画」から/「日本画」へ(東京都現代美術館)

痛みが美に変わる時~画家・松井冬子の世界~ [DVD]
クリエーター情報なし
NHKエンタープライズ

美術手帖 2008年 01月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
美術出版社

松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I
松井冬子
河出書房新社
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お正月にトーハク

2012-01-03 23:43:41 | アート系

ペンギン!!!

なんとこれ、東京国立博物館の展示にて。

根付でタイトルは「一人旅」。

でもペンギンってことは古いものではありません。

これは昨年秋にオープンした高円宮コレクション室。

高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示しています。

これはまた空いてるタイミングで行ってみたいと思います。

さて、「博物館に初もうで」と銘打ってお正月には展示とイベントで仕掛けてくれるトーハク。

でも、昨日は夕方ぎりぎりの時間に訪れたのであまりイベント的なものも見られず、そもそも常設の一部分だけちょこっとみただけ。

そんな訳で今回はこんなタイトル。


常設はほんと楽しいです。こちらは着物ですね。獅子がかわいい。


んで、こちらも獅子つながりで獅子螺鈿鞍。

12室の漆工コーナー。

ここの照明は暗くて展示物と向き合える。


14室での特別陳列 日本の仮面。

この仮面の異様さ。五部浄居天なる面。象みたいな鼻が印象に残ります。


あとこういう内部の造りもいいんですよね。

日も暮れつつある時間。

さあ、急ごう。あとちょっとです。


横山大観「五柳先生」

18室の近代美術 絵画・彫刻にて。

この左隻のバランスが見事。金バックでこの構成。

どうしても大観というと風景のイメージがありましたがこういう人物中心のもなかなかによいものです。

これは見られてよかったなあと。


橋口五葉「髪梳る女 」

五葉もよかったです。人物はもちろん、風景の色合いも好みでした。


そして今年のパスポートはもちろん龍!

中には利用案内の注意の他にこの表面の画像についても書かれていました。

江戸時代・染付龍濤文提重(部分)/重要文化財/青木木米 作 江戸時代・19世紀

毎年、1/2にパスポートは更新しています。その年の干支を新年早々に手に入れるというのが気分的にいいなあと。

12年通うときっと干支すべてが揃うんじゃないかなあと楽しみです!
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