ジュリアン・オピーを先に書いていますが、水戸で先に行ったのは茨城県近代美術館。
ここは以前にキスリング展で訪れて以来です。
駅に着いた時には降ってた雨もお昼を食べてるうちに止んでくれました。
幸先のよいスタートです。
ジュリアン・オピーのついでくらいなつもりだったのですが、なかなか充実した内容でした。
山本芳翠「猛虎逍遙図」
目がやたらと特徴のある感じ。
ふと思い浮かんだのがインドとかあっちの絵画。
実は7月に九州に行った際に福岡アジア美術館にも立ち寄ってたのです。
その時に見たエキゾチックな絵画が頭をよぎりました。
なんか面妖でいいんですよね~。
原田直次郎「素盞嗚尊八岐大蛇退治」
スサノオ対オロチの戦いを描いた作品。。。のはず。
なのに、オロチのあたりを突き破ってワンコが顔を出している!
解説には、この意図は謎というようなことが書いてありました。
うーん、全くもって謎です。
でも、とにかく面白くて笑ってしまいますね。
佐久間文吾「和気清麿奏神教図」
尺を手に頭を垂れ、祈りを捧げる和気清麿。
とにかく着物の赤がキレイ。
これでもかというくらい丁寧に描かれています。
こちらも見てて気が引き締まるかのような気分になります。
山脇信徳「雨の夕」
前の中の都電と傘を刺す人たち。
グレーパープルが渦を成してる様はムンクちっくだなあと思いました。
湯浅一郎「徒然」
浴衣の白が光輝く様が美しい。ただただ、美しくて見とれる。
やはりこういうの見ると洋画って光だなあと思います。
満足の80余点を堪能しました。
あと、これで欲しいポストカードがあったらいうことないんですがね~。
9/23まで。
これで、ポストカードあったら
文句なしだったのですけどね~
まぁあの犬に笑わせてもらったから
それでも良しとしましょうか。
図録を買うまでかどうかというと、躊躇するのでやはりポストカードが欲しいところです。
あんな絵が展示されてるとは全く予想もしてなかっただけにハマりました。
ほんと、どうしちゃったんでしょうね~。