渋谷の気になる路上の壁画

先日、渋谷に行った先にふと通りかかった道で、ふと足を止めました。

銀座線の通ってる線路の下を支えるコンクリートの壁。

ここに絵が描かれてるじゃないですか。

ストリート系っていまいち、苦手。

でも、これは落書きではなくって、ちゃんと描かれたもののよう。

この道を通ること自体がすごく久しぶりなので、いつ出来たものかはよく分かりません。

サイズが大きいってのはなかなか見応えがあります。

若冲で動物漬け、岡本太郎で壁画に親しみを覚えてたその後だったので、なかなか面白い流れだなあとひとり、悦に入ってしまいました。

いかんせん大きなサイズなので画面に収まりませんでした。

メインの写真よりも向かって右のほうに振ったのがこちらの写真。



まずは牛です。まあ、これは普通にありそうだなあと。



すぐ隣のうさぎ。色使いと野性的な仕草があってます。



このクモはもう、完全にオリジナルです。

虎模様、色塗りはベタなんですが線にすごくチカラがあります。



さらに伸びた糸からは小さなクモ。



かと思うと、松本零士のマンガに出て来そうなちょっと毛色の違うデザインも。



乗ってる馬もイカしてます。



このオオカミは低い位置にあって、バイクに遮られてしまってるのが残念です。



そして、このオロチみたいのが一番、ツボにハマりました。



どうしてもオロチって大蛇って書くから、爬虫類っぽいイメージなんですが、この絵はどうしても毛皮のおかげでほ乳類っぽく見えるんですよね。

カオもなんだか猫っぽい。でも、ちゃんとトカゲちっくな舌が出ています。

ラストは箸休め的にねこ。



こういう息抜き的なバランスがあるあたりうまいなあと。

しかし、この絵は誰が描いたんでしょうかね。他の作品もどこかの壁に描かれてるとしたら見てみたいものです。