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パオロ・ロヴェルシ写真展「Studio」-ModeがとらえたArt-(赤レンガ倉庫1号館)

2006-06-20 15:06:43 | アート系
日曜に行ってきました赤レンガ倉庫。

パオロ・ロヴェルシ写真展「Studio」-ModeがとらえたArt-

先日、とりあげた馬車道駅でのコンサートと同様に横浜フランス月間2006の一環の展示です。

こうやって街全体でひとつのトーンのイベントを仕掛けてくのっていいのです。

特にここ横浜はただでさえ、観光スポットとしてにぎわっているし、街自体に雰囲気があるのでハマるんですよね。

フランスって言葉が浮かないでしっくりくるような気がするのです。流石は港街ってところでしょうかね。

さてこの写真展ですが、赤レンガ倉庫1号館のスペースA・Bを使ってたのですが、ここに来たのは初めてです。

このパオロ・ロヴェルシってひとの写真は初めてです。

レンガ倉庫外の看板のビジュアルに使われてるような幻想的で独特の色合いのカラー写真。

このイメージもよかったのですが、さらに良かったのがモノクロのほう。

女性の全身ヌードなのですが、ちょっとマン・レイのような感じもあるのですが、さにあらず。

最初はそんなに違和感ないのですが、何点か見てるうちに気付いてしまった。

妙なのです。

裸体の首から下は絵画のように見えるのですが、顔の部分はそれに比べると明らかにリアルなタッチなのです。

そのことですごく違和感があるのです。

こういうバランスで攻めてくるのか~。これは気付いたとたんに参ったなと思いました。

これ以外にも普通のポートレートとかもあって、それはそれで普通に楽しめました。

でも、あの点数は多いですね。もうちょっと、絞ったほうがじっくり落ち着いてみられたような気がします。

ともあれ、作品を見ててああいう発見をすると楽しかったりするんです。それで自分のモチベーションとしては満足なのです。

実は今回、スペースCで展示されていた、「トランスイマージュ」という映像展示のほうを見に行ったのですが、会場の状態があんまりですぐに出てきました。

展示以前の問題なのですが、暗闇にモニターが置かれ、その前にある座布団で複数の男女中高年がだべってました。

ここは休憩スペースじゃあない!

ああ、最悪だ。

いくら観光地とはいえ、そういう場所じゃあないだろうよ。

係員もなんか、特に対応してる風でもなく、「やーめた」って感じで脱出です。

これなら、ちゃんと200円でも300円でも徴収したほうがいいですね。

覚悟と意志のあるひとだけ来てください。それが作品を鑑賞するってことだと思うのですがねえ。


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