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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

壁の中

2005年05月06日 | 個室より
壁の中を歩くと壁がカフェの椅子に座ってたりして
壁の中を歩くと壁がアイスクリーム食べてたりして
壁の中を歩くと壁がケータイしてたり
壁の中を歩くと壁と壁が笑い合ってる
壁の中を座ると沢山の壁がわたしと一緒に同時に移動したりして
壁の中を歩くとアマタ壁がこっちに向かって歩いてくる
壁の中を歩くと知らない壁がどんどん追い抜いてゆく
わたしは一所懸命に壁と壁の間を壁に触らないように注意しながら
壁の中を歩く

それでいい
わたしも見知らぬ壁の一つだから

他の壁から見たら
溶け込んでいるのだろう。



2005年05月01日 | 個室より
この脳のぶっ飛び何とかして!
一日の中でエンプティとマックスを何度も何度も

マジわたしは誰ここは何処の世界だよ

今日は負を見て正を知った
マックス!

でもその後に必ずのエンプティ

6時を過ぎた

くだらない
どうでもいい

また行きたくなるよあの淵へ
底無しの真っ黒な無限の死の淵

其処に立つと最もリアルで最もまんまなわたしが居るんだ
だからほっとする

わたしがそれをしたからって何になるの教えてよ!
したからって別に
しないからって別に

表は明るすぎて
どうしてもフィルターが必要だ

表は眩し過ぎて
どうしても鍵が必要だ

表に確立しているあまたのアイデンティティを感応して
わたしの内奥に穴が開く
いくつもいくつも

ぼこぼこぼこぼこ

わたしは
一枚の葉になりたい。



白日夢の台頭

2005年04月23日 | 個室より
安定剤はきちんと飲んでる

これは強い薬だよ?
ちゃーんと決められたとうりに飲んでね?
そうやって増やしてもらった薬
はい、先生。そうしています

けど
最近
白日夢が台頭

無意識裡に時間が消えてゆく
わたしは何をしていたの

白日夢に埋もれていたの

もう一人のわたしが
わたしを絡め取る

もう一つの異次元の世界で
わたしが生活している

嫌だ
現実の時間を
これ以上失うのは。




わたしのキャパ

2005年04月23日 | 個室より
わたしのキャパは
小さくて
いつもいつも超満員で
毎日のように
溢れてる

わたしのキャパは
穴だらけで
入れても入れても
毎日のように
漏れるザル

わたしのキャパは
限りがなくて
止めても止めても
何でもかんでも
入ってくる

わたしのキャパは
壁が無くて
剥き出しだから
見知らぬ壁に覆われて
いつも一人で潰れてる

わたしのキャパは
あって無いも同然だから
わたしは何処
わたしは何
わたしは誰。



脳みそ魘される

2005年04月21日 | 個室より
脳みそ魘される
脳みそ一日中
魘される

わたしの全てに変調が

脳みそ魘される

Y路の羊
メビウスの輪
クラインの壺

脳みそ魘される
脳みそ一日中
魘される

アンビバレントに
魘される

極と極に引っ張られて
裂けてしまいそう

脳みそ魘される
脳みそ一日中
魘される

何でいるの
わたし。



生活

2005年04月18日 | 個室より
薬が切れると解かる
メンタル
フィジカル
両方
解かる

何回か逆らってみた
駄目だったよ

心的にも
体的にも

ガタガタ ブルブル ガクガク
恐怖のどん底
底なしの穴
パニックの雨霰
過呼吸
痙攣
麻痺
心臓
薄れ様の意識
睡眠異常
台頭の伸し掛かる巨大な白日夢
・・・

薬で成り立ってる身体
薬で成り立ってる心状

もうわたしは
薬無しでは
何も出来ない
何も成り立たない

歩くことさえ
ままならない

座っていることも
つらい

笑える。




エウロパ

2005年04月18日 | 個室より
また其処へ立った
その淵へ
淵はあった
底なしの真っ暗な穴をして

月へはもう行かない
何度も往復して
慣れてしまったから

今度はエウロパだ
エウロパの
氷に覆われて
氷に閉ざされて
氷に囲まれた
その中の
その下の

未だ生物の未確認な
海だけの海

キーを打つ手が震えている
薬が切れた。



4倍

2005年04月18日 | 個室より

禁止の食べ物軒並み暴飲暴食のあと
お供のビールと
眠剤4倍飲んで寝たら

朝まで一応

今度先生に言わなきゃ
4倍にしてって

クスリも医者も世間もわたしも
解らないバカばかり。


暴食

2005年04月18日 | 個室より
ただ今
深夜徘徊の例の超ボリューム美味豪華格安チョコパ完食

体の芯から寒いよ

次はどこ行こう
帰りたくないよ

独りでいたい
ずっと
ずっと。


甘いよD

2005年04月18日 | 個室より
だから甘いって言ったでしょD
言葉とそれがある限り
わたしは死なないって

甘いよD
この脳の中は
尋常ならざるものって
散々見てきたでしょ

誰にも感じることの出来ない雨粒のひとつで
容易く神経が瓦解するのに

甘いよD
わたしは
わたしは
更に壊れたオモチャになっています

あなたの知らない間に
ほっといた6年の歳月のうちに

更に更に
尋常さが失せました。