詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

壁の中

2005年05月06日 | 個室より
壁の中を歩くと壁がカフェの椅子に座ってたりして
壁の中を歩くと壁がアイスクリーム食べてたりして
壁の中を歩くと壁がケータイしてたり
壁の中を歩くと壁と壁が笑い合ってる
壁の中を座ると沢山の壁がわたしと一緒に同時に移動したりして
壁の中を歩くとアマタ壁がこっちに向かって歩いてくる
壁の中を歩くと知らない壁がどんどん追い抜いてゆく
わたしは一所懸命に壁と壁の間を壁に触らないように注意しながら
壁の中を歩く

それでいい
わたしも見知らぬ壁の一つだから

他の壁から見たら
溶け込んでいるのだろう。




2 コメント

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[人生で一番いいのは生まれてこなかったことであり... (mrtea)
2005-06-25 03:23:59
[人生で一番いいのは生まれてこなかったことであり、二番目にいいのは早く死ぬことである。」わが敬愛する加藤諦三氏の言葉であるが、あなたはどう解釈しますか
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加藤諦三さん、小学生の頃読んだけど、 (ao)
2005-06-25 06:57:20
加藤諦三さん、小学生の頃読んだけど、
中絶か流産でも勧めたいたいのかしらね。
冗談です。すみません。

泡、ってとこかしら。
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