カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

花苗ハウス

2005年05月26日 | ☆ ふるさと・大和

今年は、乾燥した日が続き気温も、一気に上がったのでパンジーの綺麗な時が短いまま植え替えの時が来てしまった。
見苦しいままに置くのも気がかりなので、いつもより早くベゴニアと植え替えることにした。
いつもの園芸店に友人と行った。長年のお付き合いで、身内のように迎えてくれる。
工場のように大きい花苗ハウスの中で、色選びをする。



花苗を育てるのに、温度管理が大切だと、いつもここに来たら思う。天井部分のビニルがすっかり開けてあり、初夏の爽やかな空気が十分取り入れられている。
横のビニルも開け放たれているが、これらは、この時期、夜や早朝の冷え込みがあるので、日によって、開け閉めをしなければならない。
またこれから、気温が上がると、上に巻いてある黒いシートで、日覆いをすることも、夏の間続く。
気温が低くなる真冬には、一番右の写真の蒸気機関車のような機械から、満遍なく温風を送りハウスの温度を育苗に適したように調節するのだという。
この日は、別のハウスの作業に出ていて、ここで人影はなかったが、一つ一つのポットの芽を摘んだり細かい手作業を10人くらいの人がしている。園芸店やスーパーなどの花苗は、このようなところから育っていくのである。
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Sさんの転居

2005年05月25日 | ★ 日々の呟き

近いうちに三重県の方に転居されることを聞いていた。気になったので、電話をしたら、その翌日との事。
Sさんは、プールの仲間であり、子供の頃は、同じ隣組のお姉さんだった。職種も同じだったので退職後も同じ会で活動していた。

ある日プールで会ったとき「スイスに行かないか」と誘ってくれた。

退職したら行きたい所4つの中の一つだ。国語の学習で「スイスアルプスを歩く」紀行文を子供たちと学習してからずっと行きたいなぁと思っていた。
海外には行った事がない。Sさんは、かなり方々にいっている。ツアーとはいえ、安心して行ける。嬉しいお誘いが、あればこそ、憧れのスイスへのたびが実現したのだ。

ずいぶんお世話になりながらの10日間だった。
そのSさんの転居に当たって記念になるものをと考えていた矢先だった。6月にはこちらに来るとの事でほっとした。それにしても寂しくなる。

いつか思いで綴りを書きたいと思っている。
 (写真は、シャモニーからロープウエーで登った、エギーユ・デュ・ミディ展望台・・3842mの登頂記念証である。)
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カフェテラスで一休み

2005年05月24日 | ☆ ふるさと・大和


バラ園の一番奥にカフェテラスがある。花に疲れた人や、ゆっくり椅子に座って庭園全体を眺める時間をとっている人もいる。
薔薇の花びらを浮かせた、ローズティーを飲みたいなあと思っていたが、入口にあった、薔薇のソフトクリームを食べたくて、お茶は我慢した。

白を基調にしたテラスは室内のスペースもあり多くの人が席を占めている。
以前来た時に、何時間待ちとかの立て札があったが、今回は見られなかった。

テラスの位置から園内を一望した後、ゆっくりと出口も向かった。
薔薇の香りに送られて・・・




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バラ園  黒真珠

2005年05月23日 | ☆ ふるさと・大和

昨年の事だと思う。まだブログを始めていなかったとき、花博で見た青い薔薇をバースデーカードに添えてコミュ仲間の友人にメールで送った。綺麗だとお礼のメールが届いたが、「黒い薔薇が好き」との言葉が添えられていた。

その後、バラ園や、植物園に行くと黒い薔薇があるか気に掛けてはいたものの、なかなかお目にかかれない。

ここ靈山寺でも、そのことを思い出して気をつけながら見ていたが、黒いという色の薔薇はない。
しかし、「黒真珠」と命名されている日本作出の薔薇が、最も黒に近い花である。

一昨日、紅連さんがコメントに書いてくださったビロードのような・・・という感じの花である。
大きくした上の写真で、その日に撮った「黒真珠」の黒に近い真紅の薔薇に朝露を宿しているのが綺麗だと思ったけれど、私が実際この目で見た美しさを、到底、自分のカメラも、腕も、捉えることの出来ない未熟さである。

いつの日か「黒い薔薇」との出会いあり、その色や、質感の美しさ、重厚さ、をカメラに収めることの出来る時が来ることを、スケッチ写真の領域であっても、やってみることが夢である。

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靈山寺薔薇園・・・アンネの想い出

2005年05月22日 | ☆ ふるさと・大和
薔薇園には、アーチがあり、棚があり、ポールがあり、塀がある。それらはこの花園を立体的に演出している。





散策の途中思わず足が止まった。
引き寄せられるように近づいたのは、プレートに「アンネの想い出」と書かれた文字を見つけたからだ。

丁度この日の朝のテレビで、何処かの(見るともなしに見ていたので、はっきりしない)薔薇園で、「アンネの薔薇」が咲いたことを報じていた。
花の一つ一つにプレートがあり、花の名前と作出国が書かれているが、名前よりも、美しさを愛でる感じの見方をしているのが常である。余程印象に残ったのしか名前は記憶しない。


この花は、蕾の時は朱色で開き始めると内側から黄金色に変わり、開花してしまうと赤い花になるというように、花弁の色が変わるとテレビで説明をしていた。よく見ると3色の花が一株にあるように見える。

 アンネ フランクの日記を読んだときの感動と衝撃は、忘れられない。僅か15歳9ヶ月で、ナチスによるユダヤ人大虐殺で短い一生を終えた彼女がつけていた日記の中に、
「もし神様が、私を長生きさせて下さるなら、私はつまらない人間で一生を終わりたくありません。私は世界と人類のために働きます。」あの隠れ家での苦しい暮らしの中で、少女が心から平和を願った言葉である。
アンネはとても薔薇の花が好きだったという。アンネを偲んでベルギーで栽培された、四季咲きの香り高い薔薇が「アンネの形見のバラ」として、ここにも咲いている。アンネの願いや思いがこの花を見るとき甦り胸が熱くなった。


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