カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

海南駅の雛飾り

2016年02月19日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

  

「今日は暦の上では雨水(うすい)です」とテレビの気象情報の時に朝から何度か聞きました。

雨水から雪が雨に変わり、春に向かっていくので、
 農作業の準備などが始まります。

この時期から、草木も芽吹き、雪解け水が川に流れ始めます。

じつは、水は命の源であるとされ、母と考えられていたんです。

生命の源である、水の神にあやかって、雨水にひな人形を飾ると良縁に恵まれる、と昔から言われていたそうです。

「そうです」といいますのは、私の幼い頃は雛飾りの組み立てをしてくれたのは、父だったので、休日である日曜日にしかお雛様を組立てられなかったので、「雨水」の頃を選んでいたのではなかったようです。

もう何年か前のこと、列車を乗り継いで海南駅の雛飾りを一人で見に行ったことがありました。

今年はこちら方面に来る用のあった人の車に便乗させてもらって、一足早い華やかな雛飾りに会うことができました。

 

 

 

 

 

  

上の表紙部分の楕円形の内裏雛を中心とした、見事な段飾り駅の改札前の広場に飾ってありました。

 

 

 

 

左右両側から撮影しました。

 

大雛段のほかに、駅に構内には様々な雛飾りがありました。

 

ユニークな棕櫚の木の葉の雛です。たわしの雛。箒の雛を創るアイディアが面白いです。

多分これらの産地でもあるのでしょう。

 

華麗な紀州手毬です。一針一針手作りの見事さに見入ってしまいました。


「鞠と殿さま」
 西條八十作詞・中山晋平作曲
 
 てんてん手鞠 てん手鞠
てんてん手鞠の 手がそれて
 どこから どこまでとんでった
垣根をこえて 屋根こえて
 おもての通りへ とんでった とんでった

 おもての行列 なんじゃいな
紀州(きしゅう)の殿さま お国入り
金紋(きんもん) 先箱(さきばこ) 供(とも)ぞろい
 お駕籠(かご)のそばには ひげやっこ
毛槍(けやり)をふりふり やっこらさのやっこらさ

 てんてん手鞠は てんころり
 はずんでおかごの 屋根のうえ
「もしもし 紀州のお殿さま
 あなたのお国の みかん山
わたしに 見させて下さいな 下さいな」

お駕籠はゆきます 東海道(とうかいどう)
東海道は 松並木(まつなみき)
とまり とまりで 日がくれて
一年たっても 戻(もど)りゃせぬ
三年たっても 戻りゃせぬ 戻りゃせぬ

 てんてん手鞠は 殿さまに
 だかれて はるばる 旅をして
紀州はよい国 日のひかり
山のみかんに なったげな
赤いみかんに なったげな なったげな

誰に習ったというでもなく、こんな童謡を歌って手毬つきをしたことがあったのを思い出します。

 

          

これらの雛飾りは、売店や休憩の場所に飾ってあり、列車を待つ間や、車で雛飾りを見に来た旅人を

心温かく迎えてくれているようで、以前来た時は、町の雛飾りを見て町歩きをしたので、今回初めての雛飾りも見ることができ

暫く続いた寒さや、急な気温の変化でやや憂鬱だった気分が、お雛様との出会いで華やいだことは確かでした。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんとん・とん)
2016-02-19 19:09:10
海南駅の雛飾りは凄いですね、このような豪華なひな壇
初めてです、写真を見ているだけで圧倒されました
返信する
とんとん・とんさんへ (anikobe)
2016-02-19 20:22:00
何年か前2時間くらいかけて、この駅について、ホームから改札へ・・・
そこで目にしたこの光景には、圧倒されました。
もう1度来たかったところでした。
返信する

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