カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

石仏群・五百羅漢

2005年05月16日 | ☆ ふるさと・大和

高校時代の友人に誘われて、「吉野路探訪会」から高取城跡に行った。
壺阪寺の裏手から急な登坂に入る。頭上の若葉が、緑の影を作ってくれているものの、余りの急な登りに、足元しか見つめられない。登山杖と、空いた手で傍の木をしっかり捕まえて、口から心臓が飛び出しそうにはぁはぁいいながら登る。
まず出会ったのは、山肌の岩に彫られた五百羅漢の石仏群である。ここは、壺阪寺の奥の院といわれている。
説明によると、1596~1614年に本多因幡守が高取城築城の折、石工などに命じて彫らせたものとされているとのことである。長い時の推移の中で過ごした仏たちの姿が、なお今の世を見つめているようだ。   (切花 コウホネ)
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8 コメント

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石ほとけ (FEFE)
2005-05-16 01:35:38
 これは磨崖仏というのでしょうか。岩の中から、只今出てきました、というばかりの仏さんですね。 横顔のもありますか。

 孫悟空が岩から生まれてくるように、現れて、来迎図のような感じですね。表情はよく判りませんが、なんか可愛いですね。



 イースター島のモアイがこんな感じで、岩盤から切り出されていました。

 高取城は、天智天皇のころに、作られたままと思っていましたが、本多何がしも築城をしたとは知りませんでした。



 山登りでお疲れを出されませぬように。
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Unknown (mimi_papa)
2005-05-16 05:52:31
お早うございます。

壺阪も何度もお参りはしましたが

其処から先は行きませんからね

奈良に半世紀も住みながら

見知らぬ事が多過ぎますね!







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FEFEさんへ (anikobe)
2005-05-16 09:02:07
昨日貰った見学メモによりますと、高取城は、南北朝以来、越智・本多・植村氏の居城で、1332年南朝方に属した高取の豪族・越智八郎邦澄が築城。1583年、のちに大和郡山城主となった豊臣秀長の命を受けて1583年、本多氏が入城し、近世的城郭として完成させました。

本多氏の後、譜代大名植村家政が1640年に入城し1868年の藩籍奉還まで14代234年間の居城であったそうです。



五百羅漢は足場から、全部画面に撮ることが出来ませんでしたが見事なものでした。



筋肉痛少々残っていますが、疲れはとれました。有り難うございます。
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mimi_papaさんへ (anikobe)
2005-05-16 09:16:03
高取城跡へは、車で行った事があるのですが、壺阪山口からから登山したのは、今回初めてで、こんなコースがあったことすら知らなかったのは、papaさんと同じです。

壺阪寺に車を置いて、登山おすすめです。

mimiチャンも、登山OKです。山によったら、ワンちゃんの入山出来ない所があるそうですね。



ちなみに、正面の宗泉寺からの登山はしんどすぎです。(下りに利用した方がいい)
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石仏 (真蘭)
2005-05-16 13:15:55
磨崖仏は関東にも有るのですが、石仏五百羅漢は立派ですね。それに表情がいろいろで、実物を拝見したら、また楽しいでしょうね。



箱根に、曽我兄弟の墓の前に磨崖仏が建ています。でも、この石仏五百羅漢のように、大規模ではなかったと思います。



切花の こうぼね ですが、これから梅雨時になると池などの湿地たいで綺麗に咲くのを見かけます。
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真蘭さんへ (anikobe)
2005-05-16 17:37:20
奈良春日奥山の磨崖仏を見ましたが、こんなに沢山磨崖仏は初めてで感動しました。

真蘭さんの言われるように、じっと見ますと皆表情が違うのですね。「親に会いたくば、五百羅漢の堂に篭れ」というたとえがあるとの事です。親や亡き人に似た仏様の表情もあるのでしょうね。



コウホネ、実際に咲いているのを見たことがないのですよ。これは、箱根湿性花園で写されたそうです。
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湿生花園 (真蘭)
2005-05-16 20:55:43
コウホネ、そうだったんですか。箱根湿生花園は良く行くんですよ。6月にはまたコウホネや、睡蓮など水生植物を見に行く予定です。
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真蘭さんへ (anikobe)
2005-05-16 21:06:47
この前も箱根に行かれたこと書いていらっしゃいましたね。

これから咲く花もきっと沢山あることでしょう



いいなぁ・・・

今度いらっしゃる時には、カメラでも、携帯でも、どっちでもござれですね。

素晴らしいお花と会ってきてください。
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