花が咲き始めたら、気が付くほど、日頃はほったらかしているのに
梅雨の晴れ間に、「今年もよろしく。」といった感じに、西側の塀から背伸びをするように咲き始めています。
開花しますと、1本の茎に沢山の花が付きますので、切り花にして活けるよりは、
この場所でそのまま自由に咲かしておいた方が、玄関先なので目についてその度
白い美人に出会ったようで、花も喜ぶのじゃないかと、いつの頃からか
咲くに任せています。
日をたがえて撮っていますので、これはずいぶん花丈が高くなってきていますし、
細い茎に密集して咲いています。
これは雨の翌日の花ですが、皆塀から乗り出すように、田植えの済んだ田圃を見つめているようです。
あまり背丈が高くならないのも、精一杯花を咲かせて、いじらしいです。
花言葉は「純潔、甘美、威厳」
雨の後の雄蕊が花にこぼれて、見苦しくなっています。
これが衣類に着くとなかなか取れず大変です。
梅雨の晴れ間、今日の夕方のはなです。
塀から乗り出している花には、眩しいくらいの夕日が当たっています。
最もまともに夕日と対面して、紫外線にさらされていて可哀想な子です。
この2枚は、今日最後の夕日に染まった、
白百合でなく、茜ユリになってしまった頃の写真です。
明日の朝は、きっと白百合に戻って、朝の挨拶をしてくれることでしょう。