カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

宇陀市墨坂神社

2015年01月21日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 宇陀市榛原の辺りを車で通過するとき鮮やかな朱色のお社が、目に入っていつか訪れてお詣りしたいと思っていました。寒いお正月が過ぎていくらか温かい感じのする日、家にばかり籠っている私を案じて 友人がこの神社へ連れて行ってくれました。「歩かないと足が弱るし気持ちまで沈んでしまう。」という温かい配慮に連れられて、帯解寺へお詣りした帰りに遠回りをして宇陀市の方に行ってくれました。

宇陀川に沿った高台に神社が見えるので、そこまで坂を登って行けるのかしらと心配しましたが、境内に1番近い駐車場まで行くことができましたので安心してお詣りすることができました。

  

宇陀市榛原にある、崇神天皇ゆかりの『墨坂神社』ということが、お参りして初めて知りました。神武天皇の東征の際に合戦が行われた墨坂の地に祀られていた古社で、この辺りでは珍しく、長野・善光寺と同じ「立葵」を御紋としています。(提灯のご紋が立葵)

鳥居の両側には、阿吽の立派な狛犬さんが威厳のある表情で迎えてくれます。

 

 

  

崇神天皇が大和の流行病を鎮めるため、墨坂の神と逢坂の神を祀ったと伝えられます。墨坂神社の本殿は、春日大社の本殿を 移築したものだそうです。篝火がゆらゆらと揺れている前に立ってご本殿に、今年の健康を心から祈願しました。年の暮れの病を思い健康であることが今年の1番の願いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

境内には別に11社が鎮座(合祀)されています。

天神社・市岐島神社・菅原道真神社・恵比須神社・金刀比羅神社・愛宕神社・稲荷神社・八幡神社・祓戸神社・大山祇神社・龍王宮 

 

 

 

 

 

 

古事記や日本書紀に書かれている、健康を守る最古の墨坂神社へ、偶然のようにお詣りできたことが、今年が佳い年であるように導かれているような気がします。 

 

コメント (4)
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