カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

米蔵ギャラリー・鬼展 藤岡邸 冬

2010年01月07日 | ☆ ふるさと・大和

1月5日に訪れた藤岡邸に、平城遷都1300年イベント参加の幟がはためく



藤岡邸の米蔵ギャラリーで萩原榮文さんの鬼展開催


< 米蔵ギャラリー・鬼展開催オープニングパーティーの日>
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市内阪合部 地区に生まれ育った萩原榮文さんは、武蔵野美術大学を卒業後地元に戻って、ずっと創作活動を続けるかたはら、国指定重要民俗文化財「陀々堂の鬼走り」保存に力を注いだ活動を長年続けてこられた。
今回の「鬼展」について、その冊子の中で「祈りの原点は、今は亡き人々に対する思慕に始まるのではなかろうか。大地に葬られた祖先の霊魂がやがて形になって現れる。それが鬼である。」
このような文章で始まり、「鬼母」という言葉に代表される常識的に定着した恐ろしい悪鬼のイメージに対し、鬼本来が内抱している姿を、この展で提示できればと思う。」というふうに「鬼」をテーマにした趣旨を述べている。

小さい作品から、100号、150号という大作の鬼の中に、萩原さんのテーマの主張を、私なりに心象風景の中の鬼と相対するような気持で、パーティーの間中、鬼に囲まれている力強さと、安心感のような不思議な雰囲気に浸ることができた。
パーティーの人々の中で撮った画像なので、作品だけを丁寧にカメラに収めることはできなかったが、実際に米蔵を訪れて鑑賞できる機会のある人には、2月14日まで開催されているので、お薦めの「鬼展」である。

1月14日の「陀々堂の鬼走り」の日は1週間後である。
このブログ内で、「鬼走り、念仏寺、夕刻」と「陀々堂の鬼走り」を短歌で記している。



ギャラリーの一隅にちょこんと座っている「かりていもさん」藤岡邸の「ビリケンさん的存在として可愛がってやってください。」理事長さんが頭を撫でながら仰った。


かりていもさんについての説明・ピンボケですみません



光の関係と手ブレの画像になったが、「かりていもんさん」を彫刻された萩原正美さんの、念仏寺陀々堂の、赤鬼 青鬼の面である。
会場の鬼たちを見守っているようだ。
 品川~川崎


コメント (9)
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