ウォーキングの時も、カメラ持参の散歩の時も、大抵このような指先のない手袋を使っている。
夏は木綿、冬場は毛糸の手袋と、素材は変わっても指先無しというのは、いつものことだったが、このところの寒さでは、指先が凍えるようになって自由が利かなくなってきた。
近くの店 何軒かに行ってみたが、思うようなのがなく少し足を伸ばして橿原市の大型店なら、希望するような手袋を扱う店があるだろうと、2日前の冷たい雨の降る日に出かけて購入した。
手の小さな私に合うかどうか、はめてみた。
「この手袋をつけて、カメラを扱ってみてはどうですか。」
それまで、私の要望を聴いて一緒に考えていてくれた若い女性の店員さんが、そういってくれたので、カメラを出して、手袋をつけてカメラの操作をいろいろ試してみた。
「これなら、小さいボタンの操作もできるわ。」
「じゃぁ、その辺の何処でも写してはいかがでしょう。」
そういわれて何気なくシャッターを切ったのがこの1枚である。
試着するようなものであれば、試着室に入り、バックなどもフックに掛けられるのだが、手袋はその場での試着だから、私のバックを持ってくれて、何くれとなく、親切な対応に、次回もここに来て必要なものがある時は、買い物をしようといつの間にか思っていた。