え~と、ウチの娘さんが島田の附属中学に合格したって言うんで、それなら制服を注文しなくちゃいけないということになりました。入学案内には、制服に特定の指定業者さんはありませんよ、ということだった。静岡県に3つある附属中学のうち制服があるのは島田だけなのかな?
とにかくその島附の制服は僕がいたころとちっとも変わっていない。でも親の立場になって初めて知ったんだけど、女子の制服って、みんな仕立てているんだね。必要ならば型紙を差し上げますって言うことだかから、自分で作る人もいるのかな?
僕ら家族ははなからそんな気など無く、さっそく学校に紹介された、掛川の梅木屋さんに行ってきました。梅木屋さんて掛川じゃ結構老舗ですね。その梅木屋さんとユニフォームセンター掛川が紹介されていたんですが、なんとなく梅木屋さんをえらんでいました。いわゆるミーハーな僕ら親子は、紳士服とか仕立屋さんといった一種のロイヤリティーを感じさせるお店に畏怖と羨望を感じている庶民でして、こういう機会でもないとお店の中に足を踏み入れることなんかできないんですね。
で、ちょっと腰が引けながらお店の中を覗いてみると、今春中学生の女の子とそのお母さんが、3組ほどいらしてお店の中央を陣取って、制服の採寸をしていらっしゃる。市内の中学に入学するんでしょうね。セーラー服の上着を上からあてておりましたね。僕はそのときまで女子のセーラー服もお仕立品であることを初めて知ったので、ビックリしていましたね。
僕は中学、高校、大学と学生服でしたから、随分つきあいが長いんですが、仕立ててもらったことは一度もありませんでした。「トンボ学生服」「VAN」あと大事なメーカーが出てこないぞ、後でおもい…「タクトン?」だったかな?「ベンクーガー」なるものもあったような気がする。そういうメーカー品だったので、女子も当然そうだとおもってました。
そういえば一昔前に焼津女子校の制服が、コシノジュンコとかなんとかいうデザイナーズブランドにして人気をあげようとしてことを思い出しましたがその後どうなったのでしょう。
まあ、いいや。
話を梅木屋さん店内に戻します。そのお客さんのお相手をしたらしたのが、この店の若主人と、多分奥さんなんだろうなと思われる方でした。そのうち若主人が僕らの相手をしてくださったんですが、お二人とも抑制の効いた品のあるお人柄ですな。こういう人にたいすると、なぜか普段よりもがらっぱちになってしまう僕やカミさんは根がいやしいんでしょうな。
紳士服のお店の人のイメージって、基本的に英国紳士でしょ。自分もきちんと洋服を着こなしていて、白いシャツに黒のベスト着てるイメージってありませんか。ここのお二人が実際そういう格好をしていたわけじゃないんですが、気分的にはそういうものに近いかと思われます。
すべての仕事の運び方が静かなんですね。
紳士服を長くやるって言うのはこういう家柄を育てるんだなと思いました。
娘さんは、大きくなることを見越して、やや大きめのサイズで作ることになりました。それでも3年のうちに一着では済まなくて、2着目を購入される方もいるとお聞きして、そんなにでかくなっちゃうのかなあと、すこし寂しくなりました。
そんこと考えながら、目は店内を見回しておりました。そうすると、やはり紳士服ですから、陳列されている商品の多くは仕立てるための生地になります。で、値段表には生地のお値段じゃなくて、お仕立て上がりのお値段が書いてありました。見てびっくりしたのは、2万円台からあるということでした。「AOKI」、「はるやま」「GOTO」「青山」といった所でしか買ったことのない僕にとっては衝撃的でしたね。僕にジャストサイズのスーツが3万円も出せば買えるなんて、知らなかった…というのが正直な感想で、スーツ一着仕立てるのは10万円を覚悟しなくちゃいけないと考えてましたね。
今度一着作ってもらおうかな。2着目が千円になるもの悪くないんだけど、どうしても何処かにストレスを感じながら着てるのも確かなことだからね。既製服ってさ。
話が全くまとまりませんが、仕立て屋さんで、ちょっとイギリスの香りを嗅いで、すこしだけカッコつけようかなと思ったのでした。
とにかくその島附の制服は僕がいたころとちっとも変わっていない。でも親の立場になって初めて知ったんだけど、女子の制服って、みんな仕立てているんだね。必要ならば型紙を差し上げますって言うことだかから、自分で作る人もいるのかな?
僕ら家族ははなからそんな気など無く、さっそく学校に紹介された、掛川の梅木屋さんに行ってきました。梅木屋さんて掛川じゃ結構老舗ですね。その梅木屋さんとユニフォームセンター掛川が紹介されていたんですが、なんとなく梅木屋さんをえらんでいました。いわゆるミーハーな僕ら親子は、紳士服とか仕立屋さんといった一種のロイヤリティーを感じさせるお店に畏怖と羨望を感じている庶民でして、こういう機会でもないとお店の中に足を踏み入れることなんかできないんですね。
で、ちょっと腰が引けながらお店の中を覗いてみると、今春中学生の女の子とそのお母さんが、3組ほどいらしてお店の中央を陣取って、制服の採寸をしていらっしゃる。市内の中学に入学するんでしょうね。セーラー服の上着を上からあてておりましたね。僕はそのときまで女子のセーラー服もお仕立品であることを初めて知ったので、ビックリしていましたね。
僕は中学、高校、大学と学生服でしたから、随分つきあいが長いんですが、仕立ててもらったことは一度もありませんでした。「トンボ学生服」「VAN」あと大事なメーカーが出てこないぞ、後でおもい…「タクトン?」だったかな?「ベンクーガー」なるものもあったような気がする。そういうメーカー品だったので、女子も当然そうだとおもってました。
そういえば一昔前に焼津女子校の制服が、コシノジュンコとかなんとかいうデザイナーズブランドにして人気をあげようとしてことを思い出しましたがその後どうなったのでしょう。
まあ、いいや。
話を梅木屋さん店内に戻します。そのお客さんのお相手をしたらしたのが、この店の若主人と、多分奥さんなんだろうなと思われる方でした。そのうち若主人が僕らの相手をしてくださったんですが、お二人とも抑制の効いた品のあるお人柄ですな。こういう人にたいすると、なぜか普段よりもがらっぱちになってしまう僕やカミさんは根がいやしいんでしょうな。
紳士服のお店の人のイメージって、基本的に英国紳士でしょ。自分もきちんと洋服を着こなしていて、白いシャツに黒のベスト着てるイメージってありませんか。ここのお二人が実際そういう格好をしていたわけじゃないんですが、気分的にはそういうものに近いかと思われます。
すべての仕事の運び方が静かなんですね。
紳士服を長くやるって言うのはこういう家柄を育てるんだなと思いました。
娘さんは、大きくなることを見越して、やや大きめのサイズで作ることになりました。それでも3年のうちに一着では済まなくて、2着目を購入される方もいるとお聞きして、そんなにでかくなっちゃうのかなあと、すこし寂しくなりました。
そんこと考えながら、目は店内を見回しておりました。そうすると、やはり紳士服ですから、陳列されている商品の多くは仕立てるための生地になります。で、値段表には生地のお値段じゃなくて、お仕立て上がりのお値段が書いてありました。見てびっくりしたのは、2万円台からあるということでした。「AOKI」、「はるやま」「GOTO」「青山」といった所でしか買ったことのない僕にとっては衝撃的でしたね。僕にジャストサイズのスーツが3万円も出せば買えるなんて、知らなかった…というのが正直な感想で、スーツ一着仕立てるのは10万円を覚悟しなくちゃいけないと考えてましたね。
今度一着作ってもらおうかな。2着目が千円になるもの悪くないんだけど、どうしても何処かにストレスを感じながら着てるのも確かなことだからね。既製服ってさ。
話が全くまとまりませんが、仕立て屋さんで、ちょっとイギリスの香りを嗅いで、すこしだけカッコつけようかなと思ったのでした。
学生服のメーカーですが、ベンクーガーは自分も着ていました。中ランで袖がファスナーになっていて隠しポケットやファスナーで後ろがスーツみたくスリットが開閉出来るやつでした。
袖のボタンも3つにしました。
思いっきり違反制服ですが、これでも掛川の野球で有名な旧制中学の高校は平気でしたね。
ちなみにこれを売ってた店がタクトンでした。
あとマルゼンという磐田駅近くにあった店で扱ったのがYAHVANでした。しかし、裏地が茶金しかなく、手触りがざらざらしていたので自分はベンクーガー派でした。
まあ、真面目な人はカンコーやタイヨーサクラでしたね。
あ、ちなみにまだ制服ありますよ。