超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・連休日

2023-05-04 05:27:02 | 自作俳句
散財を抱えて歩く春暑し
ジャケットを薄着に変えて夏近し
番傘の紅蓮の花や春の雨
移り住む町にも掛かる春の虹
春陰の憂いを置いてまた通う
コンクリで埋められた跡春の川
逃げ水のように故郷遠ざかる
銃声がどこかで響く連休日
経験論までたどり着き炉を納む
各停をどこまでも行く茶摘み唄
年月を経た琥珀石海女遠し
連休に春眠深し過去冴える
あの時の笑顔が浮かぶ春の蝶
プラタナス歌う生徒や登下校
越して来て一人静かにコギト読む

故郷は何処にありや春の空




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