超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

森田童子さんとやさしい哲学

2023-05-20 05:14:11 | 無題
最近、移動の際に森田童子さんのベスト・コレクションを
聞いている。近くのブックオフで990円で買った。
消え入るような妖精ボイスで男女の閉塞感を切なく歌う。
あの高校ドラマで有名になったが、森田童子さんの
ずば抜けたメロディ・センスと何とも悲しい歌詞、
消え入りそうな、切ない歌声は唯一無二だと思う。
このところ、夜は、沢辺有司著『図解いちばんやさしい
哲学の本』を通読している。
小川仁志さんほど難しくないし、文章がこなれている。
出てくる哲学者は34人ぐらいで、ヘーゲルや
サルトルの説明などは超訳過ぎるところもあるが、
大陸合理論やイギリス経験論、それにマルクスや
ソシュールやロラン・バルト、アルチュセールなどの
説明が、分かり易くて面白く、ハッとさせられる。
今まで読んだ哲学の入門書では、ぴか一の出来である。
内容は、かなり崩してはいるが、その辺の哲学入門より
的確で、信頼できる。一人6ページでまとめているのも、
丁度いい分量で、充実感がある。秘蔵の哲学入門書である。

妖精の消え入りそうな出口なき男女の歌と哲学の本



コメント (2)
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