超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

スピノザ哲学のまとめ

2021-03-27 05:40:06 | 無題
哲学としては、スピノザに引かれる。
スピノザは、存在するために自分以外を必要としないもの
を実体と呼ぶ。
この実体は、神そのものである。
人間も自然も、神の様態で、神は万物として生きている。
宇宙全体が、神の様態であり、神は無限に場所を占め、
永遠に存在している。
心と体は、神の属性で、同じものの分岐であり、
共存している。
万物には自存力(コナトゥス)があり、これが人では
欲望、喜び、悲しみとして作用する。
欲望や感情に振り回されず、理知的に自分や自然を観察し、
そこに神の必然と摂理を見出して、
永遠の相のもとに神を愛することが、人の至福である。
神は自己愛の一部として、人間を愛している。
神にとっては地上に起きることの全ては神の必然である。
一見理不尽なことも、永遠の相のもとでは、神の帰結である。
このようなことが書かれている、スピノザの「エチカ」に
心惹かれる。ノヴァーリスが神に酔える人と呼んだスピノザである。

永遠の相では神が生きているこの万物を知れば知るほど

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