望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・・・本番の1日(その・33)

2013-03-03 22:36:37 | 舞台・ウラ話

ノートなどを開いて読む、という芝居のとき、
不思議なことに、
まったく真っ白なページのままで使うことが多くて、

これ、おかしいよなぁ、といつも思っていたところ、

今回は「墨で、それっぽい字が書かれているものを」
と演出の久間さんからオーダーが出ました。


なにせ、読まねばならぬ文章は文語体。
それも、仏教用語なんかもあって、
かなりヤヤコシイ。

だからこそ、
できれば、書いちゃって、
本当に読むだけにしたいところだし、

覚えていても、
書いてあれば安心感がまるで違います。


よかったよかった、と張り切ったものの、
これが意外に難しいんですよね。

この行状録、私が読むのではなく、
私がページを開いて「ほら、ここ読んでみて!」と、
相方の大塚さんに渡すんです。


ということは、ちゃんと、
決ったページを開いて渡さなきゃならない。


かなりパラパラめくるので、
糊付けするわけにいかないし、

客席に近い場所で、
付箋なんかはバレバレだし。


・・・さて、どうしよう。


と思っていたら、

「じゃぁ、私が作ってくるから」

と彼女が引き受けてくれました。

たしかに、自分が読むものは、
自分で作った方がいいんですね。


そして数日して、
「できたぁ」
と持ってきてくれた、その行状録は、なんと!!





目からウロコ 

すんごいアイデアです。
もう驚きでした。

この写真だけだと、
なにが、どう、すごいのか、わかりませんが、
でも、オドロキだったのです。



  (つづく)







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