ノートなどを開いて読む、という芝居のとき、
不思議なことに、
まったく真っ白なページのままで使うことが多くて、
これ、おかしいよなぁ、といつも思っていたところ、
今回は「墨で、それっぽい字が書かれているものを」
と演出の久間さんからオーダーが出ました。
なにせ、読まねばならぬ文章は文語体。
それも、仏教用語なんかもあって、
かなりヤヤコシイ。
だからこそ、
できれば、書いちゃって、
本当に読むだけにしたいところだし、
覚えていても、
書いてあれば安心感がまるで違います。
よかったよかった、と張り切ったものの、
これが意外に難しいんですよね。
この行状録、私が読むのではなく、
私がページを開いて「ほら、ここ読んでみて!」と、
相方の大塚さんに渡すんです。
ということは、ちゃんと、
決ったページを開いて渡さなきゃならない。
かなりパラパラめくるので、
糊付けするわけにいかないし、
客席に近い場所で、
付箋なんかはバレバレだし。
・・・さて、どうしよう。
と思っていたら、
「じゃぁ、私が作ってくるから」
と彼女が引き受けてくれました。
たしかに、自分が読むものは、
自分で作った方がいいんですね。
そして数日して、
「できたぁ」
と持ってきてくれた、その行状録は、なんと!!
目からウロコ
すんごいアイデアです。
もう驚きでした。
この写真だけだと、
なにが、どう、すごいのか、わかりませんが、
でも、オドロキだったのです。
(つづく)
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