メイクネタ、もう少し続けます!
だいたい、小劇場の人間って、
普段も、お化粧にこだわらない、
というか、こだわらなさすぎで、
いつもスッピンだったり、
お化粧しても、雑な人が多いんですね。
年じゅう、そんな感じだから、
楽屋で顔を洗って、
スッピンのままでいても、全然違和感がない。
が・・・、たまに、
モデルの仕事がメインの人だったりすると、
先日の思い出話じゃないけど、
楽屋で顔を洗った瞬間、
「お前は誰だ!」状態になる(笑)
ただ、そういう人は、やっぱり、
メイクがうまいし、手早いんですね。
手をかける部分と、手を抜く部分を
ちゃあんと心得ている。
なんだけど、
普段、ほとんどスッピンで暮らしている人間が、
舞台だから、って突然、
きれいにメイクなんて、
出来るワケがない!
これもずいぶん前の話ですが、
30代半ばの、とってもいい役者さんと、
初めて共演したときです。
だいたい、いい役者さんってね、
どことなく「普通じゃない」人が多いんです。
変わり者だったり、超天然だったり。
彼女の場合は、
しっかりしてるようで、実は天然、という、
「隠れ天然」でした。
(そんな言葉、あるのか??)
で、彼女もご多分にもれず、
日ごろは、まったくのスッピン人間。
だけど、楽屋で鏡に向かうと、
何か、考えることがあるらしくて。
よくブツブツと独り言を言っていました。
そして、
本番中のある日のこと・・・。
(つづく)
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