望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

突然思い出した、昔々の死体ネタ(ウラ話番外編)

2011-12-11 14:13:02 | 舞台・ウラ話

私が出してもらっていた刑事ドラマ。

ま、刑事ものですから、毎回、人が死ぬワケで、
その、とある回の収録のときの話です。


その回の舞台は病院でした。

私の役は准看護婦。
今で言う看護士さんのタマゴですね。
なんたって10代(!)でしたから。


そのラストシーンはこんな感じでした。
(古いドラマなので、あえて看護婦と書きますね)

信じていた恋人の医師が、なんと殺人犯だった。
それを知った看護婦はイロイロあって(全部忘れた)、
自殺してしまう。

その彼女の遺体が安置された、病院の安置室。
彼女にかわいがってもらっていた、
准看護婦の女の子(私!)が泣きじゃくっている。

そこに、事件を解決した刑事たちが入ってきて、
悲しい死を選んだ彼女の亡骸の周りに立ち、
主役の刑事が、そっと手を合わせる。

・・・で <エンドマーク>

とまぁ、こんなシーンでした。

何十年も前のシーンをよく覚えてるでしょう?

でも、ほかの回の記憶は、カケラもありません。
覚えているのは、このシーンだけ。

そうなんです。
それほど、忘れられない経験だったんです。

10代の女の子が、初めて、

(ああ、この世界、こわい・・・)

と思った出来事に遭遇したのでした。


はい、もちろん、死体ネタです。
でも、これは絶対に想像つかないだろうな~。

ということで、また明日 


    (つづく)








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