なぜかカーテンの中から足が6本!
ことのはbox主宰の酒井さんの演出は、
ちょくちょく、こういうことをやります。
ちなみに、横で笑っているのが酒井さんですが、
別にキャストいじめではありません。
今回の作品の時代は、明治の末期。
寄宿舎の女学生達が、夜中にこっそり集まって、
手燭の明かりの元、「青鞜」の話をしているというシーン。
見つかったらえらいことになる、そのヒヤヒヤ感。
でも、みんなでこっそりと話をすることのワクワク感。
「新しい女の生き方」を覗き見るドキドキ感。
そんな、たくさんの感情が入り混じりながら、
少女たちのお喋りが続きます。
なのですが・・・、
そんな感じがまだ弱い!
とカーテンの中に女学生3人を入れて、
その中での感覚を味わわせているのです。
最後には電気まで消して、
そのときに感じた感覚を大切にして、
そのまま台詞に入りました。
・・・と、
みんなそれだけでガラッと変わるんです!
まさに酒井マジック!
稽古はスタートしたばっかりで、
まだまだこれからなのですが、
酒井さんは最初から、いろんな方法で、
役者たちに、その役のヒントをくれます。
ダメ出しも、
ものすごくわかりやすい例を出してくれるため、
厳しいことを言われても、思わず笑っちゃうのです。
そういえば、去年の冬もそうだったなぁ。
とにかく集中力を要求される、
ほとんど休みのない稽古。
だけど、なんか楽しくて、
ヘトヘトなのに、みんながいつも大笑いしてて。
特に今回の舞台は、明治時代の師範学校なので、
若い女の子も多くて、
稽古場自体がワイワイと学校の教室みたいです。
なんだかんだ言っても、本番まで、あと1ヶ月!。
稽古も始まったばかりだけど、
いい作品になる、と思います。
名作の誉れ高い、この戯曲に負けない、
いい作品になると。
まだまだまだまだ、だけど、
いける、と思います。
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ことのはbox 第6回公演
『見よ、飛行機の高く飛べるを』
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