望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

これも稽古です (^^)v

2018-01-13 22:44:31 | 演劇・舞台・小劇場

なぜかカーテンの中から足が6本!


ことのはbox主宰の酒井さんの演出は、
ちょくちょく、こういうことをやります。

ちなみに、横で笑っているのが酒井さんですが、
別にキャストいじめではありません。


今回の作品の時代は、明治の末期。

寄宿舎の女学生達が、夜中にこっそり集まって、
手燭の明かりの元、「青鞜」の話をしているというシーン。

見つかったらえらいことになる、そのヒヤヒヤ感。
でも、みんなでこっそりと話をすることのワクワク感。
「新しい女の生き方」を覗き見るドキドキ感。

そんな、たくさんの感情が入り混じりながら、
少女たちのお喋りが続きます。


なのですが・・・、

   そんな感じがまだ弱い!

とカーテンの中に女学生3人を入れて、
その中での感覚を味わわせているのです。

最後には電気まで消して、


そのときに感じた感覚を大切にして、
そのまま台詞に入りました。

・・・と、
みんなそれだけでガラッと変わるんです!

まさに酒井マジック!


稽古はスタートしたばっかりで、
まだまだこれからなのですが、

酒井さんは最初から、いろんな方法で、
役者たちに、その役のヒントをくれます。

ダメ出しも、
ものすごくわかりやすい例を出してくれるため、
厳しいことを言われても、思わず笑っちゃうのです。


そういえば、去年の冬もそうだったなぁ。

とにかく集中力を要求される、
ほとんど休みのない稽古。

だけど、なんか楽しくて、
ヘトヘトなのに、みんながいつも大笑いしてて。

特に今回の舞台は、明治時代の師範学校なので、
若い女の子も多くて、
稽古場自体がワイワイと学校の教室みたいです。


なんだかんだ言っても、本番まで、あと1ヶ月!。
稽古も始まったばかりだけど、

いい作品になる、と思います。

名作の誉れ高い、この戯曲に負けない、
いい作品になると。

まだまだまだまだ、だけど、
いける、と思います。




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