だんだんダークになりつつありますが、
この際、書いちゃおうかな~、と
小劇場の世界にも、タチの悪いヤツがおりまして、
アンサンブルだけの役者を、
山ほど使う団体もあるんです。
カモになるのはたいがい、
役者に憧れて、地方から出てきたばかりとか、
高校の演劇部を出て、プロにあこがれて、
ちょっとした演劇ワークショップに通ってる、といった、
こういう若い子が狙われます。
また、そんな団体に限って、
大きくて立派な劇場で公演を打ったりするので、
あんな舞台に出られるんだわ~、
と考えただけで、もう夢心地。
・・・でも当然、そんなに甘くはありません。
こういう所の主宰が狙うのは、
アンサンブルという「役目」だけじゃないんです。
どかっとノルマをかけるんですね~。
50枚とか60枚なんて話もあります。
大きい劇場で、チケット代も高かったりする。
そんなチケットを、若い子が、
それも、台詞すらない役で、
そんなにたくさん売れるワケがない。
でも、売れなかったら・・・、
売れなかった分は、すべて自分がかぶるんです。
たとえば5000円のチケットだったら、
50枚なら25万です。
主宰は、お客が入らなくても、
アンサンブルの人数×ノルマのチケット代は、
ちゃんと、確保できるというシステムです。
その上、自分は、そんないい劇場で、
主役として舞台に立てる。
こんなにオイシイ話はありません。
そして、驚くほど早い時期に、
出演者の名前を入れたチラシを作って、
「やめたい」というと、
「チラシを印刷し直さなきゃならない。
その印刷費を出すのなら」
と、結局、法外な金額を取られたりする。
チラシなんて、フォーマットさえ変えなければ、
印刷し直しに、そんなにお金はかかりません。
何度も印刷し直すところもあるくらいです。
要するに、事情を知らない相手への、
脅しの手段として使っているんです。
本当によくもまぁ、とあきれますが、
これだけじゃありません。
タチの悪い手口は、まだまだあります。
・・・って、完全にこっち系の話になってる~~
(写真はイメージです)
(つづく)
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