稽古場の小道具といえば、
とりあえず、そこらへんにあるもので代用する、
毎度おなじみ「とりあえず道具~」が普通ですが、
この作品は再演。
その上、劇団さんの稽古場があるので、
初演の物が保管されている!
なもので、
「稽古のときから本物を使える」という、
極めて珍しい環境でした。
*なぜ「とりあえず道具」が必要なのかは、
こちらに。
とはいえ、
劇場に入れば、きちんと置き場所を決めるのですが、
稽古場では、とにかく「置けるところに置く」状態。
見つけやすい所に置いておいて、
出の前に自分の小道具をひっつかんで、出て行きます。
といっても、
みんなが勝手に置く
⇒上にどんどん積み重なる
⇒またまたその上に、
「おいっ、こんなところに台本置いたヤツ誰だっ!」
みたいなこともあり、
小道具スペースがカオスになっていることも、
よーくあるのです。
そんな中でも、かなり危険なのが、
どこかに紛れ込みやすく、
ポケットに入れっぱなしにもなりやすく、
大勢が付けたり外したりして、
置きっぱなしにしやすい、
これ。
せせらぎの里の入館証。
外から来た人間は皆ぶら下げています。
なんだけど、これは
きっちり人数分しかない!
いや、きっと予備の用意はあったと思います。
だけど、最初からたくさん出したら、
それこそ、ポケットにいくつも入れて気づかない、
なんて輩が出てきかねない。
だから、1人1個。当然です。
なので、私は誰かに持っていかれないよう、
常にハンドバックの中に入れておきました。
これ、どこの現場でもそうなんです。
自分のものは、自分でしっかり管理する!
これが稽古場と楽屋の鉄則!
そう、楽屋もすぐにどっか行っちゃうんですよね~。
その昔、私のハサミが楽屋で行方不明になり、
あっちこっち探していたら、
なんと・・・、
男楽屋で、
オジサン役者が、
スネ毛を切っていた
ここまでじゃなくても、
とにかくどこに行っちゃうかわからないのが、
稽古場と楽屋なんです。
しかし、今回、意外にややこしかったのが、
この入館症の付け外しでして・・・。
これが必要なのは、せせらぎの里の施設内だけ。
なんだけど、
ふっとそのままぶら下げて出て行っちゃったりする
軽いから、下げてるのを忘れちゃうんです。
特に移動の多い、郷田・笹原の記者コンビは、
毎回、出ハケのたびに取ったり外したり。
かなりややこしそうでした。
そりゃそうですよね。
実際にいるのは、常に同じ舞台上なんだから(笑)
(つづく)
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