望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

『カチナシ!』ウラ写真&ウラ話(8)道具類イロイロ  #カチナシ #ウラ話

2019-10-14 13:03:40 | 舞台・ウラ話

稽古場の小道具といえば、
とりあえず、そこらへんにあるもので代用する、
毎度おなじみ「とりあえず道具~」が普通ですが、

この作品は再演。
その上、劇団さんの稽古場があるので、
初演の物が保管されている!

なもので、
「稽古のときから本物を使える」という、
極めて珍しい環境でした。

*なぜ「とりあえず道具」が必要なのかは、
 こちらに。


とはいえ、
劇場に入れば、きちんと置き場所を決めるのですが、
稽古場では、とにかく「置けるところに置く」状態。


見つけやすい所に置いておいて、
出の前に自分の小道具をひっつかんで、出て行きます。

といっても、

みんなが勝手に置く

 ⇒上にどんどん積み重なる

  ⇒またまたその上に、
   「おいっ、こんなところに台本置いたヤツ誰だっ!」

みたいなこともあり、

小道具スペースがカオスになっていることも、
よーくあるのです。


そんな中でも、かなり危険なのが、

どこかに紛れ込みやすく、
ポケットに入れっぱなしにもなりやすく、
大勢が付けたり外したりして、
置きっぱなしにしやすい、

これ。


せせらぎの里の入館証。
外から来た人間は皆ぶら下げています。

なんだけど、これは
きっちり人数分しかない!

いや、きっと予備の用意はあったと思います。
だけど、最初からたくさん出したら、
それこそ、ポケットにいくつも入れて気づかない、
なんて輩が出てきかねない。

だから、1人1個。当然です。

なので、私は誰かに持っていかれないよう、
常にハンドバックの中に入れておきました。

これ、どこの現場でもそうなんです。

自分のものは、自分でしっかり管理する!
これが稽古場と楽屋の鉄則!

そう、楽屋もすぐにどっか行っちゃうんですよね~。

その昔、私のハサミが楽屋で行方不明になり、
あっちこっち探していたら、

なんと・・・、

男楽屋で、
オジサン役者が、
スネ毛を切っていた


ここまでじゃなくても、
とにかくどこに行っちゃうかわからないのが、
稽古場と楽屋なんです。


しかし、今回、意外にややこしかったのが、
この入館症の付け外しでして・・・。

これが必要なのは、せせらぎの里の施設内だけ。
なんだけど、
ふっとそのままぶら下げて出て行っちゃったりする
軽いから、下げてるのを忘れちゃうんです。

特に移動の多い、郷田・笹原の記者コンビは、
毎回、出ハケのたびに取ったり外したり。
かなりややこしそうでした。

そりゃそうですよね。
実際にいるのは、常に同じ舞台上なんだから(笑)


  (つづく)






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