「ウラ話はどうした!」
「エプロンの紐の種明かしはどうした!」
と言われそう。ははは
ウラ話の最後の最後で、ピタッと止まって、
ケロッと別のネタを書くって、どーゆーこっちゃ!
なんですけど、ははは
今日の話なので、今日、書きたいんです。
ははは、悪しからず(とりあえず笑っておく)
そして・・・、
今さらですが、私の名前は「望子」(もちこ)です。
はい、本名です。
こういう変わった名前のおかげで、
味わった悲哀は数知れず。
でも、同名で間違われる、という経験も、
当然ながらありませんし、
同名の人と出会うことも、
ましてや、
舞台でこんな名前が使われるなんて、
「絶対に」ありえない、と思っていたんですが・・・。
今日が東京の千秋楽だった、劇団鳥獣戯画さんの公演、
『ハイ、ゑびすホテルです』に、
なんと「望子」が登場しているんです!
劇団主宰で、作・演出・振付・出演の知念正文さんから、
「名前を使わせてもらっています」
というお知らせを頂いて、
なんとも半信半疑のまま、
下北沢のスズナリに観に行ったところ、
本当に、ありました
それも、知念さんの相手役、
声優で有名な杉山佳寿子さんの役名で、
まぁ、出てくるわ、出てくるわ。
敬愛する知念さんに、
「僕は望子を愛しています!」
なんて言われたら、もう恥ずかしくて、
客席でドギマギして、舞台を直視できず。
ポピュラーな名前をお持ちの方には、
わからないかもしれませんが、
とにかく、こういう名前を持った人間には、
<青天の霹靂>
なのでございますよ。
しかし、
変わった名前でも、言いやすければまだしも、
「望子」って、ものすごく言いにくいんです。
実際に声に出していただくとわかるんですが、
遠くに届きにくい、くぐもりやすい音なんですね。
自己紹介の時、自分の名前ですら、
活舌に気をつけて喋るくらいですから。
それなのに、なぜ??
終演後、知念さんや杉山さんにご挨拶をして、
やっと少し緊張がほぐれたところで、
この、一番の疑問を知念さんに伺いました。
これから横浜公演もあるので、
ネタばれは避けますが、
要するに、昔の名字を持つ登場人物が多く、
その名字に合う名前ということで、
思い出して下さったのだとか。
あ~、そうだったんだ。
お世話になったのは、もうかなり前なのに、
私の名前を思い出して下さったんだ~。
うれしいな~。
帰り道、そんなことを思いながら歩いていると、
なぜか猛烈に嬉しくなってきました。
そんな気分で、
ちょうど傘も持ってて、
今、観てきたのがミュージカルで、
となれば、
『雨に歌えば』のあのシーン!!
・・・ととと、
いや、ご心配なく。
あぶないところでしたが、
スズナリの前の道で、踊り出すのは抑えました
なんだか自分の名前の話ばかりになりましたが、
作品もとっても面白くて、
戯画さんらしい遊び心がいっぱいで、
芸達者な皆さんがそろっていて、
観客を幸せな気持ちにさせてくれるミュージカルです。
・・・それにしても、
知念さんの振付は、相変わらず、
速い上に、予測を裏切る展開が多くて、
踊る人は大変だろうなぁ。
観てる方は、それがまた楽しいんだけど。
東京公演は今日で終わりですが、
6日(土)~8日(月・祝)の3連休には、
横浜の相鉄本多劇場で公演があります。
横浜のお近くの方、ぜひぜひご来場くださいませ!
(完全に身内の気分~)
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