望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話(No.2)

2010-01-31 23:37:39 | 舞台・ウラ話
よしっ、スタートは翌日に更新できたぞ!
(イバるほどの話じゃないけど 

さてさて、
最初のポカ話は、かなり昔の思い出話です。

   *   *   *

とある芝居で、

夕暮れ時に女の子が1人。
とっ、とっ、とっ、と、走って登場して、

村の衆の見守る中で、
「あーした天気になーぁれ」
と、下駄を放り投げるシーンがありました。

照明も夕暮れ時の色合いで、
なんとも牧歌的な、美しいシーンでした。


・・・ところが、


とっ、とっ、とっ、と、走ってきた女の子、
(といっても、やってるのは小柄な大人ですが)


その足元を見た途端、
我々、村の衆は凍りつきました 





下駄・・・履いてないっ



女の子役は新人さん 
履いてないことに気がついて、
動揺したらどうしよう。


女の子が所定の位置につくまでの時間は、せいぜい20秒。


その間に、我々5、6人の村の衆はそれぞれ、

ぐわーーーーっっと、 

スーパーコンピューターの如き勢いで、
この事件の対処法を考え始めました




この後どうフォローすればいいだろう???

 ああなった場合はこうして、
  こうなった場合はああして、


 

のんきな村の衆の顔をしながら、
頭の中は、
湯気が立つほどのヒートアップ状態 

 
でも、そんな我々の「熱い」視線など、まるっきり気づかず、
女の子は所定の位置につきました。

(つづく)
コメント (2)
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