袖で出を待つ。
たとえ稽古であっても、けっこう緊張します。
村娘?
衣裳の相談でもしてるのでしょうか?
台本片手に。
これは完全に演技の打ち合わせですね。
出された「ダメ」を、台本に書き込む。
みんな、ビデオやボイスレコーダーを持ち込んでいます。
演出家によっては、
ビデオなどを撮るのを嫌がる人もいますが、
この現場は「どんどん撮れ」という現場なので、
みんなこぞって撮っています。
ということで、私はというと、
じゃーーーん
このボイスレコーダーが目に入らぬか!
この私が
この私が
これを使えるようになったのだぞ
機械オンチの私が、こんなものを使っているのだぞ
それまでは、右のテープレコーダーをガシャッと押して、
ずっと使っていました。
が、周りを見ると、
みんなミョ~に小さいものをいじっているではありませぬか。
聞いてみると、こんなモンで、声が録れるのだとか。
早速ネットで入手して、
いじりまくって1週間。
ほとんどサルが機械をいじってる状態でしたが、
今では、ふっ、ふっ、ふっ、
手馴れた感じで稽古場で使っています
でも、みんな、そうらしいのですが、
落ち込むんですよ~、
あとから、自分の芝居を聞いてみると
布団かぶって寝込みたくなります
あまりに、ひどすぎて。
そして翌日、
「今日こそは!」と思って、やってみて、
また、どよーーーんと落ち込む。
そのうちに本番になって、
「あと1週間、ほしかった~」と言いつつ、
舞台に出て行く
・・・これの繰り返しなんですよね~~
一度も満足できない・・・だから、やめられない。
結局、すべてはここに落ち着くんですね。