４月２日

ある金曜日。日曜は予定があって行けないから、明日は無理してでも早起きしてゴルフ練習に行こう。流石にそろそろ行かないとまずい。と考えながら仕事をしているフリをしていると、同僚が私の席にやってきました。

同「明日って予定ある？」
ア「いや、特にないですけど…」
同「花見バーベキューやるんだけど、来ない？」
ア「いきなりですね。どのようなメンツで？」
同「オレのサークル仲間」
ア「気まずい感じになると思いますけど…」
同「えー？女の子も来るよ？」
ア「いやぁ、でも…」
同「いいから来い、そして準備を手伝え」
ア「サー、イエッサー」

下っ端に拒否権なんてなかった。

翌日、ちょっと早起きをして集合場所へ。

ア「つきました、どこ？」
同「悪い、ウチまで来て。場所は…」
ア「あ、住所送ってくれれば地図で見ながら行きます」
同「便利な世の中になったな…」

これでも携帯業界の端くれで働いています。

同僚と合流して、機材をピックアップして、場所取りをして、買い出し。セレブ御用達のスーパーでお買い物。まず、ショッピングカートを使うために100円が必要。意味がわからない。並んでいる野菜や果物が、基本的に国産。お菓子やお酒、パスタや調味料など、見たことがないものがズラリ。まぁ、そんなものはいいんです。目当てはお肉です。

食肉コーナーは、やっぱり国産ばかり。牛肉に至っては、神戸牛しかない。しかもすき焼き用ばっかり。焼いたらすぐ焦げるわ。『焼肉に使えそうな肉は…あ、コレ良さそう』と手に取ってみると、ラム肉(豪州産)でした。仕方がないので、ステーキ肉を購入。グラムいくらだろう、これくらいのが2つ入って2000円だから…750円くらい？ソーセージも、4本で800円とかそんな感じ。

肉のほかにも欧州のいろんなビールや、つまみにチーズとかハムとかを適当に見つくろったところ、お会計は2万円でした。えーと…ステーキが4枚に、切り落とし1パックに良く分からん部位が2パック、ソーセージが2パック、ビールが6本、あとはおつまみが少々…。気にしたら負け。圧倒的に肉が足らないので、別の庶民派スーパーで焼肉セットを購入。足りない酒類も補充して、バーベキュー開始。

肌寒い中、必死に火起こし。普通のライターしかなく、四苦八苦。20分くらいかけて、やっと着火。まるで焚き火を囲むかのように、炭で暖を取る。そして誰も来ない。集合時間って30分前ですよね？

本日のメンバーには同僚の彼女候補がいらっしゃいました。踏ん切りがつかない同僚に対して、『良さそうな人じゃないですかー』と酔った勢いで適当に発言したところ、ゴミクズを見る目で見られました。

そんな気温的にも、懐的にも、盛り上がり的にも寒いバーベキューではありましたが、桜はキレイだったし、肉も大変美味しかった。流石Kobe Beaf。